みなさま、ごきげんよう!
緊急事態宣言、発令されましたね。
新型コロナウイルスで、みなさまの生活にさまざまな影響が出て、ご自身と親しい方々の健康と生活について、不安や心配を抱えて、胸を痛めることも多いかと思います。
「出来うる限り家にいなければいけない……」
これがいま、いま世界中のひとびとが頑張っているウイルスとの戦いです。
おうちのなかで、テレビみて、ゲームして、SNSして、ゴハン食べて、好きなときに寝ればいい……!!
なんて夢みていた生活が現実のものとなったー!と思っているひとは、さすがにいないかもしれませんが「はて、家にいる時間をどう過ごしたらいいものか?」というひといませんか?

やってもやっても永遠に終わらない仕事!それが家事!

あなたがそう思えるのは、誰かが、なにかとても大切なことを、あなたのためにしてくれているからです。大切なこと、それは「家事」です。

比較的おとなしくしていても、なぜか毎日、床にはホコリと髪の毛が瞬く間にたまり、洗濯物は増えていき、哀しいかな、おなかすいたー!は数時間おきにやってくる。だけど、外食にはいけないので、自炊するか、デリバリーにしても食器洗いやゴミ捨てに行かねばならない……。
そう!「家事」は、やっても、やっても、永遠に終わることのない仕事なのです。

フランスでシェアされている爆笑パロディ画像

今回のコロナウイルスの脅威にさらされ、かなり厳重な外出禁止生活を送っているフランス。
フェミたちが戦いまくってきたので、男女の家事分担は”意識高い系”といってもいいかと思いますが、それでも家事負担の比重は女性に大きいようで……。

今回も家にずっといる男性たちに募るイライラを解消しようと、爆笑パロディ画像がSNSでバンバンシェアされております。
そのなかの1枚がこちらです。

これはMartine(マルティーヌ)という1954年初版のベルギー発の伝統ある、子供向けというか、はっきり言って女子向けの絵本シリーズ。マルティーヌちゃんの清く正しい生活を描いており、ある程度の年齢以上だと、フランス人は全員知っています。

日本でいうところのリカちゃん(絵本じゃないけど)みたいなものでしょうかね。元ネタは12作目の「Martine à la maison (1963)」(おうちのマルティーヌ)ですが、こちらのパロディでは「Martine se sent femme grâce au confinement」。訳すると「マルティーヌはコロナ監禁のおかげで、女である自分を意識」というものです。つまり、家に閉じこめられると、家事はもっぱら女性がやる(やらされる)ので、性役割としての女性性を意識した――ということです。

こちらすごい勢いで爆笑顔文字と共に拡散されております。
こういうのをフランスではエスプリっていうか……まあなかなか辛辣なジョークが好きなんですね。

「僕は土日は彼女にゴハンを作ってあげるよ」発言で炎上

わたしがフランスの映画学校にいた20年前のある日、教室前の廊下に、男子だけがずらーっと立っている日がありました。「教室入らないの?」ときいたら、とある男子が廊下にしめだされたわけを、こう話してくれました。

彼は「僕は土日は彼女にゴハンを作ってあげるよ」と言ったそうです。

どうでしょう?日本人の感覚からすると、「彼女にゴハンを作ってあげるなんて素晴らしい!」という感じじゃないですか?

ところがどっこい、フランスの女子たちは「はああああ?あんたじゃあ平日は女がゴハンつくるのが普通だって思ってんの?ありえないんだけど!!」と怒り出し、教室にいた全ての男子を教室から追い出してしまったというのです。

なぜ日本では食器洗い乾燥機の導入が遅れているのか?

また、わたしがホームステイしていた家のマダムからは、フランスがいかに早く「食器洗い乾燥機」を導入したかを語られ、「なぜ日本では導入が遅れているのかを説明しなさい」と数時間つかまったこともありました。

フランスの家電の発達は、いかに女たちの家事負担を減らし、外に働きに行く時間をつくるか、ということと連動しているのであります。

今回そんな彼女たちに炙り出される男女の家事分担問題!!

このコロナでの巣ごもり生活は、日本においても男女の家事分担の分岐点となる気がしています。
わたしのSNSでみる限りでは、「巣ごもり生活でこんなにステキなゴハンを作りました」という投稿をあげているのは女性が多い印象です。

「うちではすべての食事作りを交互にしています!」とか「巣ごもり中、彼氏に洗濯はすべてまかせることにしました」と書いているひとも私は見つけられませんでした。これを機会に、家事分担問題に向き合ってみませんか。

愛があっても、甘やかしてはいかんぞ!がんばれ、家庭内フェミニスト!