空想に浸りやすい。すぐにびっくりする。人と長時間話すと疲れる。心配性。考え込みがち。一度に多くのことを頼まれると混乱する。どうやら私は内向型HSP(Highly Sensitive Person)らしい...。HSPのことはごく最近耳にしたのだが、インスタグラムの『HSPあるある』という投稿に当てはまる項目が多く、思い当たる節があった。良く言えば『感覚が豊か』らしいが、課題としてはセンシティブすぎる。日々の悩みの多くは、特に人間関係や人とのコミュニケーションから来ているような気がする。

相手の気持ちに左右されやすい。共感、同情も気疲れにつながる

子どもの頃の方がHSP気質が顕著だったかもしれない。周りの大人の顔色を伺いながら過ごす時期があった。「もし○○が~だったら...」という空想を多くする方だったし、「今日あの時なんでこう言ってしまったんだろう」と考え込んでしまって夜の一人反省会も盛んだった。今では慣れてきて自分の都合を優先できるようになった。多くのことに気づいても上手く受け流す判断ができるようになったと思う。

それでも、今でも職場ではいろいろなことを敏感に感じ取ってしまう。目の前の同僚がため息をつきながら作業していると気になるし、疲れている人・イライラしている人のオーラに自分もテンションが下がる。相手の気持ちに左右されやすいのだ。共感、同情しやすいのも気疲れにつながっている気がする。

人の気持ちが分かったり相手の立場で考えられたりするところがある

でもその分、人の気持ちが分かったり相手の立場で考えられたりするところがあると、周りに言われたことがある。確かに、その人の言動や行動がどういう意図や深層心理からきているのか考えるくせがある。仕事では、共感しすぎることによって立場が偏らないよう気をつけなければならないことも事実なのだが。

痛みに弱い、というのもHSPの特徴らしい。それまで自覚がなかったのだが、筋膜剥がしのマッサージに行った時『店舗一痛がりな客』というレッテルを貼られた。別に叫んだりするわけではないんだけど、身体が勝手に動いていて必死に耐えているのがバレバレらしい。施術の最後にはだいたいベッドの真ん中にいない(笑)まあ身体の状態が悪かったこともあると思うのだが...。注射なんかは耐えられる方なんだけどなあ。

課題と思っていた性格や気質が、一つの特徴として捉えられるように

ともかく、こうしたカテゴリーの人が5人に1人は存在するということをあるインスタグラマーのページで知って、今まで自分の課題にしか思えなかった性格や気質が、一つの特徴として捉えられるようになったことは大きな進歩だ。いい意味でHSPのせいにできるというか、「ああ私はHSPかもしれないから仕方ないかあ」と悩みすぎずに済む。HSPのことを知れたのは大きな意味を成した。インスタグラムで思わぬ情報に出会えることに感謝。先日書店にもHSPについての本が置いてあったし、もっと勉強しよう。もっと知りたい。自分を知るためのカギになるはずだから。