好きな人と結婚をして、子どもを産んで、あたたかい家庭を築く。「結婚」の文字を読む17歳の女子高生の80%くらいがこんな想像じゃないだろうか。
27歳の10年後、結婚したりしなかったり、37歳になり、結婚しなかったり離婚したり。47歳になったらもはや誰からも話題には出されないのだろうか。

さようならと言うには、あまりに思い出がありすぎた

結婚を夢見ながらも、現実の彼氏を見て辛くなっていた25歳。
それでもここで手放すと「いつ結婚できるんだ?」と自問自答しつつどうにかこうにか結婚するか。
「ごめんね、さようなら!」とするか。

そんな自問自答の結果、私は別れ、そして結婚した。

選んだのは後者で、7年付き合った彼氏を25歳で手放した。
手放したはずなのに、手放された気分になったのをよく覚えている。
7年付き合った人にさようならと言うには、あまりに思い出がありすぎた。

でも、新しく付き合った人とあっさり1年で結婚した。
妥協なく、揺るぎなく、好きだと思う人と幸運にももう1度出会えて、かつその人は、結婚に対するスケジュール感と価値観が似ていた。

結婚どう思う?と聞かれたら、最高だ。としか言いようがない

そんな夫と結婚し、早2年。
優しく、ユーモアがあり、愛がある。
愛がギブアンドテイクということを、よく知っている人だ。

そんな人と結婚した今、結婚どう思う?と聞かれたら、最高だ。としか言いようがない。
趣味が合って、ゲームしたり、野球観戦に行ったり、カラオケに行く人が、わざわざ誘わなくても隣にいる。
忙しいときにはご飯を作ってくれるし、風邪の時には側にいてくれる。
仕事で落ち込んだときには話を聞いてくれるし、泣きたいときには笑わせてくれる。

でも、これが理想だと思ったことは1度もなくて、
結婚する前と今で変わったこともほとんどない。

今のところは、苗字が変わって、印鑑を新調して、各所の手続きがあったことくらい。今後あるとしたら、私に何かあったら実家ではなく、夫に連絡がいくし、お金も夫に支払われる。
でも、何かあったら、家族なら病室に来れるし、家族ならお互いが困ったときに助け合える手段が増える。

何かあったとき、この人の力になりたくて結婚した

付き合いが変わったこともなければ、心境に劇的な安心感が生まれたこともない。
結婚したって、不倫されることもあるし、結婚したってお互いの思いやりがなければ別れたくもなる。

だから、私は今の日々を幸運に思っているし、出来る限り続くように努力もしたい。

結婚自体は紙切れを出すだけだけ。
結婚が幸せにしてくれるものは何ひとつない。
それでも私は何かあったときに、この人の力になりたくて、紙切れを出した。

これから何があるかは分からないし、そして、夢よりずっと幸せな今を結婚だと言うのなら、結婚も悪くないと私は思う。