お父さん。私は今の彼氏と結婚したいと考えています。どう思いますか。

周りから憧れられるような家族の中で育った私は反抗期がなかった

私の家族はとても仲が良く、友達からも憧れられるような家族だと思う。毎年家族3人で旅行へ行き、そのたびにお父さんの大好きな動物園か水族館へ行く。私は小さなころから動物が大好きなお父さんの影響で、今でも大学で生物について勉強している。ここまで楽しく学生生活を送れているのは両親のおかげだ。本当に感謝している。
突然だが、私に反抗期はなかった。それが良いことなのかはわからない。ある日お母さんには反抗期がこない私に対して本気で心配された。反抗期が来ない子供はしばしば心の発達が遅れていたり、何か一般的な価値観から逸脱している場合があると聞いたかららしい。
しかし、私には親に反抗したいと思う要素が何もなかった。あくまで私の意見だが、私の両親はとても頭の良い子供のような存在なのだ。両親の精神年齢はとても低いように感じる。
しかし本当に頭がいい。それは勉強ができるというような頭の良さではなく(勉強もできたようだが)、頭がキレるのだ。実際よく揚げ足を取られたり、私が無知であることに対しものすごく馬鹿にしてくる。正直むかつくときもある。

反抗しようと思わなかったのは、お父さんへの抵抗はぬかにくぎだから

それでも反抗しようと思わないのは、私の抵抗がぬかにくぎであることがわかっているからだ。私がお父さんに何か反抗的な言葉を投げかけたことがないわけではない。そのような時にはいつも流され、相手にされなかった。むかついてもそんな私を気にも留めなかったお父さんのことが、正直、中高時代の私には理解できなかった。
私はお母さんと二人で出かける機会は多かった。女同士でかわいいものを眺めるのもカフェ巡りをするのも楽しく、買い物も一緒にしていた。しかし、お父さんと二人きりで出かけるようなことはあまりなかった。
ある日、お母さんが会社の同僚の人と社員旅行に行くので、お父さんと二人で週末を過ごしてほしいといわれた。別に嫌ではないし、仲が悪いわけでもない。ただ、なかなか改まって話すことが少なかったのだ。

いつもおちゃらけているお父さんと、少し真面目に話した将来のこと

お父さんはその夜、家族全員が大好きな地元の中華料理屋さんに行こうといった。二人で話すこともないのにな、と思いつつ、他愛もない話をしながら中華料理屋についた。
いつもおちゃらけているお父さんが餃子を食べ終わった後、少しだけ真面目な顔になり、将来の話に関して聞かれた。その時点で私は大学で一人暮らしをすることが決まっていたのだ。
寂しいけど頑張るよ、と軽く答えると、お父さんは小さくうなずいた。
そして、「別に何をするのも自分の自由だし、その支援はするから安心して頼れ。何か相談したいことがあればお母さんに言いなさい。たいていのことは自分の自由にすればいい。だけどもしも、将来結婚する人について悩んだら、そこに関してだけは両親の意見に耳を傾けなさい。」といった。
なぜか尋ねると、幼少期から良い面も悪い面もすべてをみてきたのは両親でしかない、友人や先生では偏見が入るから、というような理由であった。
その言葉を聞いた瞬間、私はお父さんとお母さんの子供でよかったと思った。そんな二人のような幸せな家庭を作りたい。