朝でも夜でも出かける散歩は、リラックスとともに「現実逃避」も

私は自他共に認めるくらい、じっとしていられない性格だ。
基本的に家でじっとしていられないし、暇さえあれば買い物や散歩にでかけてしまう。家でダラダラYouTubeをみたりアニメをみたり、たまにはするけど基本しない。だから土日に一日中ダラダラとベットの上だった、なんてことは今まで一度もない。
しかも人と話すことが大好きで交友関係も広いから、周りの友達にでかけた話ばかりすると、「やる気が出なくてダラダラすることができないんじゃないか」って言われる。実際自分でもそう思ってた。
でも、そんな私にもやる気が出ないときはある。だいたい体調と絡む。
基本的にが生理前。でもそれはホルモンバランスのせいだし、ある意味仕方がない。しかも生理痛もないので、それくらいは受け入れなきゃなって自分でも思う。
原因がわかるときはいいんだ。
問題は原因がわからないとき。
そのときは決まって訪れるわけではないし、メンタル的に幸せなときでも元気なときでもやってくる。じゃあ、普段動きまくる私が、やる気が出ないときにどんな風に過ごすのか。
それはひたすら散歩する。健康的って言われるけど、実際運動量はそこまでないし、昼間だったら途中でカフェとかコンビニに寄ったりするから、多分運動にはなっていない。
散歩は私の趣味の一つで、本当にやる気がでないときに3、4時間歩くこともざらにある。一旦散歩にでかけてしまうと、3万歩弱はだいたい歩いてしまう。でも、それが私のリフレッシュ方法なのだ。
散歩には運動効果もあり、同時に気分転換もできるのでリラックス効果もある。しかも時間帯を決めれば生活習慣を改善できるので、とってもお得。私自身いろんな知人に散歩をおすすめしている。
散歩をしながら好きな音楽を聞く。一緒に散歩に付き合ってくれる人がいたらおしゃべりをするでもいい。
この気分転換方法を人に話すと、だいたい「いいじゃん」と言われる。でも私の悩みは散歩で解消することではなく、いつでも(どの時間帯でも)どこへでも(何時間でも)散歩をしてしまうことだ。
早朝にやる気が出なくてむしゃくしゃするときには朝っぱらから散歩をするし、夜に気分が落ちてきたら、深夜だろうが日付が変わろうが散歩してしまう。これが自分のぷち悩み。
さらに、特に夜中の散歩ではコンビニが神々しく光っており、幸せの塊に見える。深夜に散歩をし、気まぐれでコンビニを見つけてはアイスを買って食べながらどんどん歩く。これが幸せであり不健康の悩みでもある。
散歩を促すサイトや本でも「散歩の効果を高めるなら、散歩をする時間帯も意識するようにしましょう」なんてよく言われるけど、私はやる気がでないときに特に長く散歩をしてしまうので、効果を高めるとか関係ない。ただ散歩したくなるのだ。
勝手な考察では、私は散歩でリフレッシュするとともに現実逃避をしているんだと思う。実際、毎日仕事や家事で忙しいと、なかなか心が休まらずリフレッシュしたり自分とゆっくり向き合う時間がないのかもしれない。
だからこそ、自分のペースで歩いてやる気が出るまで現実逃避することも大切だな、って思ってる。
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