特集:恋人がサンタクロース

父がサンタクロースの正体を明かしたとき、私は大人になってしまった

デビュー50周年を迎えたユーミン、丸ビル20周年、新丸ビル15周年を祝う「Marunouchi Bright Christmas 2022~YUMING 50th BANZAI!~」とのコラボ企画です。通常募集時の1500字程度よりも短い180~500字程度のエッセイとなります。

恋人がサンタクロース

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20歳のクリスマスイブに「恋人がサンタクロース」の歌に合わせて、私は大きな告白をされた。
「父ちゃんがサンタクロース、本当はサンタクロース、白い車に乗って~」と、京都の金閣寺の横で軽快に歌われた。

だいぶ前から正体なんて知っていたし、私だって知らないふりを続けていたけれど、直接歌われるとなんだか寂しい気持ちになった。毎年、家のどこかに隠されるプレゼントを必死になって探すことも、クリスマスイブの時だけもらえる母からの手紙も、無くなってしまうと思うと、寂しくて胸がキュッとなったんだ。

「20歳になった君は、大人の仲間入りをしたんだよ」
そう、告げられたような気がして。ユーミンの曲が流れ始めると、あの日のことを思い出す。
子どもだった私が、大人になってしまったあの日のことを。

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