最近ニュースでよく取り上げられている、「日経平均」。1989年以来の史上最高値を記録したと話題になりましたよね。
なんとなく聞いたことがあるけど、どういう意味か、私たちになんの関係があるのかはわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回はこの日経平均について、お話ししていきたいと思います。

日経平均とは?かみ砕いて説明すると

日経平均とは、正式名称を「日経平均株価」といいます。日本経済新聞社が東京証券取引所プライム市場に上場する企業の中から選んだ225社の平均の株価です。

もっとかみ砕いてご説明すると、まず株価というのは、株1つあたりの値段です。
いわゆる株式投資として私たちが自由に株を売買できる状態になるには、東京証券取引所という株のお店に並んでいる必要があるのです。株のお店に並ぶことを、上場といいます。
そして、株のお店には、プライム、スタンダード、グロースという3つのブランドがあります。プライム市場は、この3つの中でも大企業が並んでいます。
そのプライム市場に並んでいる企業のうち、日本経済新聞が225社を選び、平均の株価としたものが日経平均株価なのです。この225社に選ばれる基準は、取引がどれだけ活発に行われているかの「市場流動性」と「業種間のバランス」になります。

日本の経済の動向を考えるうえで重要な数値の一つ

日経平均は、日本の株式市場を把握するための代表的な基準となるもの。株式だけではなく、投資信託などほかの投資商品にもその基準の一つとして活用されています。
日経平均は大企業が並んでいるプライム市場に上場している企業たちで構成されている株価の平均ということもあり、日本の経済の動向を考えるうえで重要な数値の一つとなっています。日経平均が上がっているか、下がっているかというだけで一つのニュースになるのはそのためです。

一方、平均の数値なので、株価が大きくあがっている会社があったり、大きく下がっていたりする会社があれば、その株価に全体が引っ張られて数値が上下することもあります。なので必ずしも日経平均の金額が上がるだけで好景気、下がるだけで不景気というわけではなく、あくまで基準のひとつとして考えておく必要があります。

「34年ぶりに最高値を更新した」ってどういうこと?

そんな日経平均ですが、2024年2月22日に1989年の最高値38,951円を約34年ぶりに更新したことが大きな話題になりました。その後3月に入ってからも金額が上昇し、4万円台を超え、3月22日には40,888円でさらに最高値を更新しました。つまり、日本経済新聞社がプライム市場から選んだ225社の株価の平均金額があがったのです。
日本企業の業績が好調であったり、海外の情勢だったりと、さまざまな理由から最高値の更新に至ったとされています。今は円安の状況ですが、自動車などの日本から海外に物を輸出するような輸出企業は円安になると売り上げが増えるため業績がプラスになり、株価の上昇にもつながっているのです。

そして、この日経平均の史上最高値の更新が私たちの暮らしにどう影響があるかというと、まずは株や日経平均に連動する投資商品を持っていた人は、日経平均があがったことで持っていた商品の金額が上がり、ダイレクトに得をしたという人もいるはず。
しかし、全体的にみると、現時点ではこの最高値であることで、今すぐに好景気を実感するほどの状況ではないのが現実です。

とはいえ、日本を代表する企業たちの株価があがっているというのは、企業の価値があがっていることでもあり、もちろんいいことです。これが続けば、企業の業績がさらによくなり、私たちのお給料アップにもつながるかもしれません。
日経平均株価の今後の動きを、ぜひ引き続きチェックしていきましょう。