この前テレビで「アナと雪の女王」の映画が放送されていました。

公開されたばかりの頃に一度だけ観て「美しい姉妹愛だなあ」と感動したのですが、二度観たら新しい気付きがあるに違いないと思い、もう一度観ることにしました。

この映画の印象的なところは、アナとエルサの両親が事故で亡くなって姉妹二人っきりになってしまったというシーンです。

自分の能力を周囲に知られることを恐れ、自室に閉じこもってしまうエルサに、悲しそうな表情で「あたしたち二人だけでどうやって生きていくの?」と扉越しに語りかけるアナ。その姿に、思わず自分自身を重ねてしまいました。

私には、二つ年下の妹がいます。彼女は社交的で、考えるより先に行動に移す性格です。反対に姉の私は、どちらかというと内向的で、じっくり考えてから行動に移す性格です。私はエルサに、妹はアナに性格がよく似ていると思いました。私たち姉妹が、同じように両親を事故や病気で亡くし、二人っきりになったらアナとエルサのように、とても不安な気持ちになるに違いないと想像しました。

二人の仲違いの原因はお互いの我慢?

私がこの映画で感じたのは「エルサとアナの孤独」です。

大きなお城でずっと二人っきりで暮らし、外部との交流が一切なかった姉妹。

どんなに豪華な城に住んでいても、贅沢な食事をしていても、ずっと二人っきりでは息が詰まることでしょう。18歳になったアナは、戴冠式で出会ったハンス王子に一目惚れをし、

「こんな窮屈な生活は耐えられない」と言って、王子と結婚の約束をしてしまいます。

エルサが8歳の時、間違って氷をアナに当ててしまい、愛する妹を瀕死の状態にさせしまったこと。日を追うごとに魔法の力が強まり、コントロールできなくなるのではと恐れたこと。様々な要素が重なり、エルサはお城に閉じこもってしまいました。

もし、エルサが魔法をコントロールできなくなることを必要以上に恐れていなかったら。

のびのびと自由に魔法を使うことができたら。こんな悲劇は、起こらなかったに違いありません。

私が8歳の時、妹と二人で人形ごっこをして遊んでいたことを思い出しました。

妹はある人形がとてもお気に入りで、可愛い洋服を着せては遊んでいました。

2歳年上の裁縫が得意な私は、妹のために人形の服を針と糸で作ることに。

何着もできました。しかし、服の中に針が入ったままだったので、妹は右手の薬指をケガしていまいました。「わああん、痛いよう」と泣いている姿を見て、自分がしたことをひどく悔やみました。そして、針と糸を使うのをやめてしまいました。

エルサが愛する妹を傷付けてしまったことを悔やむ気持ち、自分の魔法がコントロールできなくなることを恐れる気持ちは、痛いほど分かります。

アナとエルサのように、姉妹二人で暮らすこともあるかもしれない

私たち姉妹も、今はそうでなくても何年か何十年後かに、アナとエルサのような立場に置かれるかもしれません。

二人とも結婚して子供がいたとしても、夫に先立たれ子供が自立していなかったら、姉妹二人で暮らすこともあるかもしれません。

お互いが相手を優しく思いやること。相手が望まぬ結果になったとしても、必要以上に自分を責めないこと。自分らしく生き生きと輝けること。この3つがあれば、仲違いをすることなくお互いに助け合って暮らすことは可能だと思います。

女性が勇敢に生きる姿だけではなく、抱えるであろうシビアな現実もしっかりと描かれている作品ではないでしょうか。皆様も、時間がある時にもう一度「アナと雪の女王」を見返してみてください。

きっと、私のように新しい気付きがあることでしょう。