ーーサイトオープンから続く長寿連載も今日で最終回。スタートからおよそ3年が経ちました。

中尊寺まい(以下、まい):もうそんなウォンビーロングに経つんですね~!お話いただいたときは、新聞社というお堅い媒体からポケベルを鳴らしていただけるなんて、本当にぶっとびぃ〜!からのサンタフェ〜!でございました。

益子寺かおり(以下、かおり):「ホントに我々でダイジョーブイですか!?」ってクリビツテンギョーしましたよ!(笑)お声がけいただいたときは、ちょうど前作のフルアルバム「TOKYO」をリリースした後で、編集長が「『Conscious~闘う女たち~』という曲に共感しました!」と言ってくださったのを覚えています。「人の目が怖くて、好きなことも好きと言えない、着たい服も着れない」というコンプレックスに悩む人たちを鼓舞できたらと思い、書いた曲なんです。かがみよかがみの当初のコンセプト「コンプレックスをアドバンテージに」という部分ともリンクして、ビビビッときちゃいました♡

まい:ベッド・インは、4~5年ほど前から、女性の性徒諸クン(=ファンの名称)が一気に増えた印象がありました。なんでだろう、って考えてたのですが、渡辺直美さんが新しい「美」のアイコンとして世界的に注目されてきた時期と重なるように思うんですよね。世の中が「もっと自由でいいんだ」っていう空気に変わってきていた気がしています。

かおり: DA.YO.NE~!ウチらを見て「我慢していたことにチャレンジする勇気をもらいました!」なんて言ってくれる子たちがこの頃から一気に増えたんです。私たちは食べたいモノも食べるし、ミートテックも沢山ついてるし、パーフェクトなプロポーションのデルモ体型とはかけ離れている、立派なこのアマゾネス・ボディだけど、気にせず露出しまくってて…♡(笑)そんな欲望に正直で「ヤりたいことを好きなだけヤる“ヤリマン精神”」を掲げる私たちに共鳴してくれたのかな…♡

益子寺かおりさん

まい:私たちがヤっている活動はずっと変わらなくても、何を受け取るのかっていうことは変わってきているのかもしれないなぁ〜って思います。ただのスケベなお姉ちゃんが歌ってる、というところから、着たい服を着てヤりたいことヤって奔放に生きてるのってEじゃん!って思ってくれる女性が圧倒的に増えた気がしますね

かおり:うんうん。共鳴してくれる人たちが自然と増えてくれてマンモスうれPですね♡「自由になりたい」って気持ちに蓋をしないでも、Eじゃん、Gジャン、最高じゃ~ん!っていう世の中の風潮は、「まさにそれだよ、それ!待ってました!」って感じ!

ちなみに最新のアルバムのタイトルも「FREEDOM!」にしたんです♡心だけは何にも縛られずに自由でいようよ!という気持ちをズッポシ込めました♡元気びんびん物語になれる曲を詰め込んだので、是非たくさん聴いてチョンマゲ~!

ーーサイトには、たくさんの本音が集まっています。お悩み相談の連載相手が、正面切って裸でいてくれることの安心感もあったと思います。

かおり:衣装も、ほとんど裸ですからね!(笑)ロンモチで心も丸裸~♡食も性も我慢せず、全部パックンチョしている我々なので、お悩み相談にもいつも“君は1000%”の本音でお答えしてましたヨ、うふふ♡

まい:プライベートでもこんな感じですから!(笑)上のおクチで“お嬢だん”言ってぶっちゃける女子会のノリを、そのまま連載にしてもらっていた感じでしたね。

ーー例えば不倫の相談も、普通は「不倫はだめ!」っていうところを、「まあしょうがないよね。私も経験あるよ」と抱きしめてくれるのが、本音で生きるベッド・インさんならではでした。取材中もマネージャーさんが毎回同席してくださるのですが、結局ひとつもNGなしでしたよね。

かおり:わはは!ウチら、結成当初から「質問事項にNGなし」でズッポシ貫いてきましたから!(笑)ディープな恋愛や性の話、世の中でタブーとされる話題も全然ケーオツで~す♡

あと、なにより投稿者の皆さんのコラムに共感することが沢山あって!「同じように悩んでたよ~~わっかるよぉ~!」みたいな♡恋愛やコンプレックスとボロボロに闘い続けたガラスの十代・二十代の頃の自分の経験が、この連載を通じて、少しでも誰かの背中を押すことが出来ていたならばマンモスうれPですね♡バナナの涙を流した夜に、無駄なことなんてなかったなぁ~~!って思えます♡サンクスモニカ~!

まい:実は女性の性徒諸クンからもらうお手紙の内容と、かがみよかがみのエッセイに寄せられている悩みは共通することも多いなと感じていました。人目を気にして好きな服を着られなかったり、人には言えない恋に悩んでいたり。そんな中でもエッセイでは、悩んで終わり、ではなく、最終的には前を向いて、自分で道を切り開くような力強さのある文章も多くて。その姿勢にこちらもパワーをもらいましたね!

中尊寺まいさん

ーー最後に読者の方々へひとこと!

かおり:これまでの連載でも、ベッド・インの活動でも伝えたいのは、「自分自身がABCDE気持ちになれるかどうかが、一番大事MAN」ってこと!周りの基準や誰かの物差しではなく、自分が心地よいと思える感覚…「心のGスポット」を探して、その感覚を大事MANにしていけば、どんなに環境が変わっても、強く楽しく生きていけると思うんです。ちゃんと「あ~ん!今、体が全身で喜んでるぅ~♡」っていう感覚に素直になる…!すったもんだがある世の中だからこそ、自分が愛するものを信じることって、絶対的な救いになると思うんですよね。

もしも不安になったら、浮世離れしてるウチらを思い出してチョンマゲ~♡どんな時でもハイレグ水着で景気よく踊ってますからね!♡(笑)私もまだまだ自分を高める旅の途中!これからも一緒に「心の景気」を高めて、A女E女を目指してイキまSHOW ME~♡

まい:ほんと、100%So!だよね。もし元気がなくなった時や下半身にビタミンが足りなくなった時は、過去のこのコラムを読んでもらいたいですね!コラムだけじゃなくてもパソコン通信で「ベッド・イン」を検索してもらったら、ウチらが露出してライブやってたり、ア〜パ〜なことをしている動画や記事がたくさんでてくると思うので、またいつでも会えるからね!何より、おナマのおギグはもっともっと景気いいので、あいにきてI NEED YOU♡ジュリセン振れば未来は明るいよ〜〜〜!

【編集後記】(編集部・村岡夏帆)

アイドルがこんなことまで言って大丈夫?!とこちらが心配になりつつも、文字起こしの原稿を送るといつもそのままOKが出るお二人。寄せられるお悩みに対して、受け止めるどころか一緒に脱ぎだすような二人の嘘のない言葉だからこそ、多くの方の心に刺さったのではないかと思います。「今の私のままでも、心に従えば最高になれるのでは?!」というメッセージをくれるのが、完璧な美貌を誇るアイドルとはまた違う魅力。ベッド・インに出会えたことで性に主体的でいることも、今の身体のまま着てみたい服を着ることも、少しずつできるようになってきました。連載は今回で終わりですが、正直神回だらけだと思っています。名言を何度でも読み直して、どんどんE女になるぞ~!

ミニアルバム「ROCK」発射オーライ

踊れる〝ボディコン・ロック〟をコンセプトに掲げてきたベッド・インが、 より激しく、よりセクシーに、ロック要素を色濃く抽出したミニアルバムを完成させた! 作曲家の渡辺和紀氏、渡辺未来氏とふたりが共同制作して作りあげたベッド・イン史上最もハードなナンバー「We Are BEDIN“」や、 おギグでも大切に演奏してきた「SHOW ME POWER」をマンをジして音源化! ベッド・インの新たなるステージを予感させるオリジナル全5曲。

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