自分を信じて、自分との約束を守るようにしたら自己肯定感が上がってきた。前は自分を信じられなかった。人との約束は守るのに、自分で決めたことは破ってばかり。

精神科の先生に教わったのだが、小さなことでも「今日は掃除するぞ!」など、リマインダーに書く→達成する→その繰り返し をすると少しずつ自分を信じられるようになってきた。

小さなことでも一生懸命楽しんでいる同級生が羨ましかった

いつからこんな風になってしまったのか。幼少期は、無鉄砲かつポジティブ。
世間を知ると同時に、客観的で現実的な思考になり、ネガティブになった。「どうせ私にはできない」そう思って、頑張る同級生をカッコ悪いとバカにしたこともあった気がする。

運動会で"一生懸命走らされる"ということが、どうしても気に食わなくて、わざとゆっくり走った。「どうして、ただ走るだけで、こんなに夢中になれるの」「ランナーズハイになっているのかな」と、小馬鹿にして、声援を片手に(しかも怒られない程度に)遅く走る。
そりゃ必死になれば、1位も取れるだろう。でも、私がちょっと手を抜いたぐらいでは、白組は負けやしないと思っていた。綱引きも同様。勝っている時は、引いたふりをして、負けそうになると、ようやく本気を出す。

今思えば、羨ましかった。
小さなことでも、一生懸命楽しんでキラキラしている同級生が。

私は何事にも、情熱が湧かなかったから。

私はものすごく凡人だ

小学校に上がる前までは楽しかった。
何も考えずに、走って1位になるのは爽快。輪の中心で、みんなに囲まれる貴重さも知らない。ピンクを身につけて、近所の人に「可愛いねぇ」と、言われる毎日を過ごしていた。

突然、挫折は訪れる。

自分以外の方が絵が上手かったり、ピンクが似合っていたり、負けが続いたりする時期があった。

そして、わたしは悟る。

アイドルにもなれないし、世界でいちばん可愛くないし、ピンクは似合わないし、クラスのみんなに好かれることもないし、ましてや天才なんかじゃない。そう、私はものすごく凡人だ。

私のままでいい。そう、思えるようになりたいな

そのことに、気が付きたくなかった。
いつまでも天才で世界一可愛いとちやほやされたかった。小さい頃は、周りの誰もが「かわいい」とチヤホヤしてくれたから。
でも、それは、顔が可愛いわけじゃなくて”ニコニコしている小さな女の子”が可愛いだけ。きっと私が特別なんかじゃない。

世の中は元から不公平で、だからこそ楽しい。みんな同じはつまらない。それでいい。私のままでいい。そう、思えるようになりたいな。

私ならきっとできる。
最近、思い始めたところだけれど。