生きてる間に、私は成りたい者に成りたいの。だから、下半期、東京に行く。
ハンデを持ってから、とうとう11年を迎えた。10年の節目より重みのある1年は険しい。私は病気をしたことで、時間を失った。もちろん、他にも失ったものはあるけれど、時間ほど取り返しのつかない、替えがきかないものはないと思っている。
今更だけど大学生のように社会勉強をしたい
時間と死生観を大切にして生きるようになったのは、ここ1年のこと。それまでは、毎日がその日暮らしで、どうでもよかった。夢も希望もなかった。ある程度、落ち着いた、人間らしい生活をできるようになっても、空虚だった。
ありがちな「したいこと・叶えたいことを100個書いて人生プランをたてよう」といったセルフチェックすら10個も思いつかなった。けれど、子どもの頃の記憶を掘り出して、自分のこれまでの人生を思い出して「私はどんな人間になりたかったんだろう?」「本当に諦めることしかできないのかな?」「こんな事業があったらいいんじゃない?」「どうしたらいいんだろう?」
家族に「やってみたいことがある。今更だけど大学生のように社会勉強をしたい。だから、29歳まで実家に住まわせてください!」と相談した。
①「土台をつくる土地をおさえる」-2019(26歳)
②「土台をつくりはじめる」-2020(27歳)
③「土台を完成させる」-2021(28歳)
④「どんどん積みあげる」-2022(29歳)
公的な仕組みから独立しているハンデ持ちを優先して囲う会社をつくりたい
今年、福祉関係の事業の提案をする。他にもしたいことはたくさんあるけれど、「障害福祉における就労問題」の改善が先決だと思う。
私は、起業経験もない、人脈もない、何もない。けれど福祉の世界に6年ほど身を置いていた。そこらへんの人より、多くのハンデを持った人と関わってきた。時に利用者同士として、時に利用者と職員として。そこで感じた実感がある。
公的な仕組みで事業所を起業するのは、正直難しくない。だからこそ、素敵な事業所ももちろんあるけれど、やはりそうでない事業所も存在してしまう。世間的に認知度の低い障害福祉の就労問題はブラックボックス状態なのだ。だから、せめて地域に拓けた事業所が増えれば、ブラックボックス化も防げるのではと思う。
そして、私が2020年実現させたいものは「公的な仕組みから独立しているハンデ持ちを優先して囲う会社をつくること」。
・A型事業所程度の勤務時間・給与を目安に主に在宅ワーク
・移行支援事業所と提携して「試しに、補助をつけて働く」を実現
・カウンセリングチケットの配布
・定期イベント
・勉強会
・独立・開業支援
まだまだ、どうしたらいいのかわからないことが多い。だから、2020年もこの手の内容の情報を発信し続ける。そして、起業サポートを事業にしている企業に提案しに行く。
やってみなきゃわからない。何でも挑戦する
毎日が手探りで、毎日が新しくて生きていてよかったと思える日々と、関係者、家族に感謝。これまで支えてくれた人、きっとこれからサポートしてくれる人に感謝。
どこまで進むか予想もできない、失敗するかもしれない。もちろん立ち上げたって全然だめかもしれない。けれど、やってみなきゃわからない。何でも挑戦する。
10代後半から20代前半の私は毎日死にたい人だった。毎日がどうでもいい人だったけれど、2020年は成長したい。強く賢く生きて、そして恩返しをする。