学生時代の私は、男の人に誘われることが苦手だった。なんというか、めちゃくちゃガードが固かった。
上から目線で、受け身だった学生時代の私。今になって気付いた
知り合ってばかりの男の子に、二人でごはんに行こうって誘われると、「え、何で?この人私のこと好きなのかな…。自分にはそんな気ないんだけど。何か気持ち悪い」って思って、9割は断っていた。今思うと、とんでもなく上から目線で失礼なことこの上ないんだけど。
それでも、恋愛したい自分もいたから、何度かごはんには行ったこともある。でも、あまり楽しくなくて、後日友達に「つまんなかったー!!まず、お店も何も決めてくれないんだもん!!」なんて愚痴っていた。最低です、はい。
今になってようやく気付いたのは、当時の私は至極上から目線で、さらには受け身であったということだ。まず、2人でのごはんに誘う=好きってことではない。もちろんそういう場合もあるだろうけど、たいていは「何となく気になっているような気がするな~、とりあえずもっと話してみたいかも!」レベルで誘っていると思う。みんなも、歩いていておいしそうなカフェがあったらとりあえず入ってみたりするよね。それくらいの気軽さ。
それなのに、2人でごはん=恋愛対象に見られているって勝手に思って、心のシャッターを下ろしてお断り、なんて勘違いも甚だしかった。
そして、「つまらなかった」発言。コミュニケーションって、二人以上いるから成り立つことだよね。つまり、盛り上がらなかった責任は自分にもあるということ。それを棚に上げて全部相手のせいにするなんて、あなたは女王様ですか?相手から面白い話を聞きだしたり、自分も盛り上げようとしたり、できたんじゃない?
お誘いは基本的に乗っておけばよかった。自分の世界を広げるためにも
もっと、気軽に男性とごはんに行っておけばよかった。これは私の学生時代の後悔TOP3に入る。というか、男性に限らずお誘いは基本的に乗っておけばよかった。人と関わることで、知らなかった世界を知れたり、色々な価値観を知れたりするから。
一人で過ごすのは気楽で快適だけど、自分の世界を広げるのは難しい。
それに、やっぱり恋愛をするチャンスが増えるから。この断り癖も一因となり、私の恋愛偏差値はかなり低い。恋愛が全てではないけど、その年齢でしかできない恋愛があるのも確かだ。
勘繰らず、身構えず。フラットがちょうどいいんじゃない?
「2人でごはん」に壁を感じてしまう人、いるんじゃないでしょうか。相手は何を狙ってごはんに誘ったんだろう?って勘繰るんじゃなくて、純粋にその場を楽しんでほしい。相手は異性である前に一人の人間だし、おいしいものを食べながら人と会話するのって、本来は楽しいことのはず。その延長に、共通の趣味で仲良くなれたり、恋愛として心を通わせあえたりできたらラッキー。それくらいの、フラットな心持ちがちょうどいいんだ。