「かがみよかがみ、世界で一番美しいのは誰?」
白雪姫の継母が自分のために、このおまじないを唱えたのはもうずっと昔のこと。
かがみよかがみ。
未来を生きる私たちは、自分のためにどんな言葉を続けたらいいんだろう。
ずっと、私は鏡を見るのがこわかった。
鏡を見ている自分を他人に見られるのがこわかった。
「ブスのくせによく鏡見られるね」と言われるような気がしたから。
鏡に映っているのは私なのに、鏡を通して他人の評価を見ていたんだと思う。
かがみよかがみ。
もう、自分の評価を他人にゆだねるのはやめよう。
他人と比べて卑下したり、嫉妬したりするのをやめよう。
かがみよかがみ。
何度でも唱えたくなるあなただけのおまじないが、きっとある。
かがみよかがみ。
自分の気持ちを表現できるようになって、自分のことを好きになろう。
あなたの言葉が、あなたの心へ、同じ悩みをもつあの子へ、届きますように。
あなただけのおまじないを見つけられる場所になりますように。
「かがみよかがみ」あなたとともに、始まります。