新年あけましておめでとうございます!
編集長の伊藤です。
2023年も元気に頑張っていきたいと思います。

さて、2022年を振り返ると、かがみよかがみと私個人に、それぞれ「変化」がありました。

コメント機能がつきました!

かがみよかがみにとっての小さな変化は、コメント欄でかがみすとと読者との交流が持てるようになったことです。

コメント欄では以下のお願いをしています。

投稿していただいた方々は、自身の書いた「作品」を初めて世に出した、他人に初めて書いた文章を見せている、という喜びと楽しさ、そして怖さを感じていらっしゃるかと思います。 みなさまにおかれましては、そのような「書き手」のことにも思いをはせつつ、温かいメッセージをいただければ幸いです。

https://mirror.asahi.com/article/14619209

日々、やさしい共感の声が集まっております。ありがとうございます。

今回は、特にコメント欄が盛り上がった記事をご紹介したいと思います。

ひとめぼれして見知らぬ街に住み始めた私を、群馬の空が支えてくれた(空の音)

群馬を愛する方たちがたくさん、コメントを寄せてくれました。
「群馬を愛してくれてありがとう」
「群馬にきてくれてありがとう」
……などなど!
ありがとうが並ぶコメント欄に、読んでいるこちらもほっこりしました。

そして、匿名のエッセイ投稿サイトだから集まる本音にも共感の声があがりました。

「地獄」に子どもを産みたくない私、「遺伝子を残したい」と言った彼(ちやもふ)

「子どもがほしくない」と思っても、なかなか声には出しづらい方も多い。そんななか、抱えるもやもやに、「間接的に子育てに関わっていきたい、という筆者さまの考えがとても素敵だと思いました。私の友人が今年出産を控えていて、私にも何かできることがあるのではないか、という気持ちになりました!」「このエッセイのおかげで心の奥底にあった本音を見ることができました」という声が寄せられました。

例えだったとしても許せない。母の職業を馬鹿にした先生を呼び出した(夏目わか)

著者の勇気ある行動に対して「よく頑張った!」「すばらしい行動力!」と賛同のコメントがたくさん集まりました。誰かの勇気の行動が、また別の方の背中を押す。コメント欄を通して、そうした連鎖がうまれているように思いました。

コメント欄を設置したのは2022年5月なのですが、それ以前のエッセイに対してもコメントを書くことができます。ぜひ、お気に入りのエッセイがありましたら、ご感想を寄せていただけるとうれしいです。また、かがみすとのみなさんも、過去に自分が書いたエッセイをのぞいてみてくださいね。

2023年は、「投稿してもらったエッセイを載せるサイト」というだけではなく、投稿者も読み手も巻き込んで、前に進めるような取り組みをしていきたいと思います。2023年もよろしくお願いいたします!

産後、仕事に割く時間は半分くらいになりました(体感)

そして、個人的なことではありますが、2022年は私にとっては産後復帰の年でもありました。子どもがいるので、以前のように24時間働けます!というわけにはいかず、体感的に仕事に割く時間は半分くらいになりました…。

それでも、なんとか働くことができたのは、まわりのサポートのおかげです。私がどれだけ、編集部のみんなに助けてもらっているかを披露したいと思います!

・子どもが熱をだし、早退する日が続いた時。編集部の先輩が「伊藤さんがいないと明日の記事がだせないという状況はなくしましょう」と提案してくれました。そこから、記事配信にかかわる仕事はその先輩が全て引き取ってくれました。

・18時以降は子どものお迎えがあるので、スラックもほとんど返信できません。すると、後輩が「この時間は伊藤さんが返信できないので、僕が代わりに返信します」と返信してくれました。

・産後初の出張。息子は週末にかけて、体調を崩していく傾向があるため、「出張は月曜日だとありがたいです」というと、クライアントも含めて調整してくれました。

仕事と子育てを両立している、というと「すごい!超人やん!」と言われるのですが、みなさんお気づきでしょうか。私がすごいわけじゃないですよね(笑)。まわりの方が少しずつ負担してくれることで、私は働くことができています。

当たり前のことですが、子持ちで働いている人は、働いている間、誰かが子育てをしてくれている。右手で原稿を書きながら、左手で子どもをあやしているわけではない、ということです。

だから、右手か左手の抱える負担のどちらかを、その時々で引き取ってくれるなら、「両立」といえども、両手がふさがっているわけではないので、そんなに大変なことではないのです。

編集部には右手(仕事)を、保育園には左手(育児)の負荷をひきとってもらっているイメージです。

「育児に協力する」って、目の前にいる子どもをあやす「だけ」ではない

仕事だけを考えると、編集部のメンバーが、私の育児の時間を捻出するために協力してくれている。つまりは、編集部も間接的に私の息子の育児にかかわっているわけです(逆にいうと、保育園の先生たちのおかげで私は仕事の時間を捻出できている)。

なので、前半に紹介したエッセイでも「間接的子育て」についてふれていますが、「育児に協力する」って、目の前にいる子どもをあやす「だけ」ではないと思います。

人間って1年でこんなに色々できるようになるんですね?と驚いております

息子が大きくなったら「編集部の○○さんたちのおかげであんたは大きくなったんだよ!」と言いたいと思っています。

環境に恵まれているのは確かなのですが、この素敵な環境が、私だけじゃなくて多くの職場にも広がって欲しいなと思い、ひとつのケースとして紹介させていただきました。
2023年も、よろしくお願いします!