26歳彼氏なし、恋愛の神様だいぶご無沙汰しております。
ところで神様、いつになったらお会いできますでしょうか??
こいみくじは大吉でしたけど?待ち人どこでしょうか?
恋に恋する、ドキドキ感が好きだった
小学校も中学校も恋愛にうとくて、すくすく育ったわたしが、初めて恋人というものができたのは高校生の頃だった。彼は私の事をずっと一途に思ってくれて、とてもやさしかった。
あの頃はラインなんてなくて、メールで毎日やりとり。
彼から連絡こないかな!と思ってはメールの問い合わせをしてドキドキしていた。
あーなつかしい。着信音もかえたりして、恋に恋する女の子のできあがり。
そんな初恋は遠距離を理由にさようならとなった。
そこから専門学校に進み、バイトも始めた。第2の恋はバイト先だった。
この時私には違う学校に彼氏がいた。でも、いまいちうまくいかず、その話を相談している先輩に恋をするという、まあ、今思うとオーソドックスすぎるだろという恋の落ち方だった。
同時進行で恋ができるほど器用ではなかった。彼氏と別れたが、結局、先輩とは恋人にはなっていない。そう、恋に恋する女の子はあの恋のドキドキ感が好きだったのです。
社会人3年目、久しぶりの恋だった
社会人になり3年目の春、久しぶりに恋をした。
連絡がマメで話が面白い、高身長でがたいもよく、まあタイプ。朝起きて、仕事の休憩中、帰宅後、携帯がそばを離れることはなかった。
はじめて彼の家に行った時は、まだ恋愛関係ではなかった。お互い友人を連れて、4人で遊んだ。その時私はたまたまピアスをなくした。すると、ベッドの下、クッションの下、彼は部屋の中を念入りに探しだした。安物のピアスだし、もし見つかっても捨ててもいいと告げ帰宅したが、そのあと見つけたよ!と夜中に連絡きた。そこまでして探したのか。あとから見つかるとそんなにやばいのかとも思ったが、彼の優しさだと思いなおした。何より、彼が言ってくれる好きという言葉だけで、危ない橋を渡っていったのは久しぶりの恋愛に浮かれていたからだ。
彼との連絡は基本的にはLINE。ある日、友達とご飯が終わって、家に帰り着いたころ珍しく彼から着信があった。出てみると、「他にも付き合ってる人がいる」と、衝撃の事実。電話の後1度会って話をした時、自分は彼女と思ってなかったが、わたしと出会う前から一緒にいる人と。いわれた。なんともクズだろう。このクズっぷりをさらけだすのも恥ずかしい。その彼女の前でわたしに電話をしてきた時の彼の顔は、どんな顔だったのだろう。このあとしばらく私は、悲しさとか裏切られたショックとか、自分の愚かさとかいろいろな感情が混ざり合って、干からびるんじゃないかというくらいにひとりで泣き明かした。
そこからの苦しさは、いかに彼という存在を自分の中から消すか、彼にあう前の日常にどう戻していくのか。
別れ話は、いい女を演じてしまった。彼の心に少しでもいい女として残りたかったかし、こんなに傷つけたことを後悔しろと思っていた。
失恋の苦しさを知って、傷つくのが怖い
ちがう!そうじゃない!もっと大泣きして罵ってやればよかった。自分の素をだして、私はこんなに傷ついた、大嫌い!と伝えればよかった。
恋に恋してきた私は、この衝撃への対処法がわかっていなかった。
この恋愛のおかげというのも悔しいが、恋にドキドキ感だけを求めることはなくなった。
ある程度年齢を重ね、恋愛の楽しさと失恋の苦しさを知った今、傷つくことが怖い。それでもやはり、友人の結婚式にいくたびに、羨ましいな。わたしも恋がしたいなと思う。その恋愛も
危ない橋をわたるようなものではなく、結婚の2文字が待っているような、頑丈な橋がかかった恋愛がいい。
もうすぐ27歳、例外なく私にも焦りがでてきている。あれ?恋愛ってどうするんだっけ?
恋愛は落ちるものっていうけど、どこに穴ありますか?という内容の独身トークも飽きてきた。二股されてました!なんて恥ずかしくて言えなかった出来事も、もう今ではこうやって、ネタにできるくらい時間がたった。
大人になれば普通に恋愛して、結婚するものだと思っていた学生時代から、そうじゃないんだと知った大人の今だから、これからの恋は、自分も相手も大切にできる恋をしたい。次はだれから結婚式の招待状がくるのかと、ひやひやしつつ、いつか私も!と思ってるうちに、誕生日のほうが先にきてしまいそうだ(笑)
ラインの履歴が女友達と週末セールの案内で上位しめてる日常を、打破するために、頑張ろうと思う。