今まで薄々感じていたが、目を背けていたことをついに認めます。
私は「世界の中心は俺だ系男子」によく好かれてしまう。
「世界の中心は俺だ系男子」をご存じない方もいるだろうのでまずそれから。
これらの男子は良く言えば、自信たっぷりで、失敗やミスを気に留めず、困難なことも諦めないところがあります。これだけ聞くととても素敵な方に感じますよね、しかしこれはいい言葉に変換したもの。オブラートを包まずに言うと、異常なナルシストで、自分の失敗を他人のせいにしてばかり、自分の欲求を達成するには相手の意思を気にも留めない諦めの悪いところがある方です。
控えめに言っても、めちゃめちゃ嫌なやつですね、はい皆様にもイメージが掴めたかと思います。
「世界の中心は俺だ系男子」からの好意は良いことばかりではない
私は良くも悪くも、昔からこういった殿方の機嫌を損ねずうまくやり過ごすことに長けていました。大抵こういう方は自分が疎まれているのに気づかないのですが、周りはまぁ当たり前に関わりたくない相手としていますよね。そこに私がテキトーにチャチャっと扱えば、まぁみんな任せますよね、押し付けられてもある意味仕方ないんです。
そうなればそこからはトントンと「始まる恋の息吹~いつもそばにいるアイツ~」が相手の中で勝手に始まる場合アリですよ。そう恋とはいつも身勝手ですね。思わず「ぴえん」って打つところでした、ぴえん。
まあ私も女子ですので男子から好かれて嫌なわけではありません。それなりの自尊心を手にいれることができるし、普通に「好き」って言われるのは嬉しいもんです。
恋愛的な意味はないにしても、みんなが煙たがる相手をうまく手のひらで転がすのは悪くない、いや快感ですらあるかも、、、
私にもそういう節があったことは素直に認めましょう。
でもこの好意(恋愛的なものもそうでないものも含めます)は、必ずしも良いことだけではありません。
私は2通りの形で快とは感じがたい、ぶっちゃけ迷惑なことがありました。これは私の事例だし、必ずみんなそうとは限らないのでまぁ一例くらいに捉えてください。
嫌な経験を溜め込んだ私は、それが普通なのでは?と感覚が麻痺した
まず一つ目。普通に「しつこい」。
デートでもご飯でもお酒でもとにかく誘いがしつこいんです。
最初はとりあえずやんわりと断ります。2・3回断りが続けば、大抵は自分にはその気がないのだなと理解しますよね。でも彼らは自分の魅力に底知れぬ自信を持っていますから、まさか自分が対象外なんて微塵も思いません。一度は断られたことに軽く腹を立てて引きますが、ちょっと経ったらまた懲りもせず誘うのです!ある意味才能とも言える、その勢いには尊敬すらします。
そんで、私もこれは曖昧じゃダメだなと思ってちょっと強めに断るのですが、これも文面ではあんまり効果なし。やっぱり直接が一番伝わります。
でも面と向かっているということは、相手の言い返しや怒りもその場で受け止めることを考慮しなければなりません。「お前本気にしてたの?」とか「調子のんなよ」、「ブスのくせに」など言われるとダメージはもちろん大きく、それがその先一生自己肯定感を下げることだってあります。ちょっとしたトラウマにだってなりますよ。
二つ目は周りの女子を含んだ「二次災害」。
当たり前だけどこういう輩に面と向かって相手しない、良く扱ってくれない、ごく「普通」の他の女子もいる。
そういう時はうまくいかないからって子供みたいに機嫌悪くなる。
しかも、私みたいな都合いいところにその悪口を吐きまくる。
そうなれば悪く言われた女子側もムカつきますよね。そりゃそーだ。
もともと悪いのは男のはず、ですが、女の敵は女。
つまり私になります。
女子1「ちょっとうまくやってるからってあの女調子のってる」
女子2「すーぐニコニコしちゃって男に媚びてる」
女子3「ビッチ」
うわーーーーーーーーー!!
理不尽ーーーーーーーー!!!
でもその人たちの怒りを受け止めてしまう自分も憎いーーーーーー!!!!
と、言った具合でわからなくもない、でもわかりたくはない、そんな嫌な経験をたくさん溜め込んだ私はもうそれが普通なのでは?と感覚まで麻痺してました。私が悪いのかもなぁとかも思ってました。本当に価値観って受けてきた言葉や態度でねじ曲がるもんですねぇ。
自分の世界の中心は自分自身だろうけど、他人の世界の中心まで奪わないで
私は嫌だなって思ってるこの件も、人によっちゃ「モテ自慢」。
だからあんまり相談できず、こんなもんだと諦めて早数年。
でもこんな私にも、それはおかしいよってそばで言ってくれる「世界の中心は俺だ系男子」ではない!彼氏ができまして、ようやく呪縛から解放されました。
今では理不尽なことにはきちんと怒って、きちんとスッキリしています。
今回は男子のことに関してだけど、女子も十分にあり得ます。
あなたの世界の中心はあなた自身だろうけど、私の世界は私が中心!
あなたの価値観で物事は回りません!私の世界の中心まで我が物顔しないで!
と、言ったお願いでした。