一重まぶたにつり上がった目、エラの張った顔に低い鼻と寄ったパーツ。
私は世間一般の基準からするとブスの部類に入ると思います。それに気づいたのは小学校一年生の時に「うわ、こんなブスが隣の席かよ!?最悪!!」と言われたことがきっかけです。
それからずっと、その言われた"ブス"が頭に残り、何か行動を起こそうとする前に「いや、でも私ブスだしな。こんなことやって迷惑かな」と考えて何も動けなくなり、人の目を見て話せず、自分の顔に自信が持てなくなりました。
過去形で書いているのは、今少し克服したからなんですが、克服に至るまでの紆余曲折を少し書いていこうと思います。
学校を辞めたのが一番効いたと思います
克服に至った道のり
1.自分を知る人がいない場所で新しいことを始める
今考えると小学生にしてはめちゃくちゃ良い考えだと思います。自分のことを知る人がいない環境だと、どんな自分にもなれる。明るく元気なクラスのあの子にも、ふわふわ可愛いあの子にも。
ただこれ、全然上手くいかなかったんですよね。新しい環境に行っても"ブスの呪縛"が張り付いてとれなく、何も出来ない子認定され、鬱陶しがられてしまいました。残念。
2.アイプチを覚える
これが中学二年生のときだったと思います。可愛い女の子と自分の違いを毎日鏡を見て研究して、可愛い女の子はみんな二重まぶただということに気づきました。
早速ドラッグストアでアイプチを買いに行って、ワクワクしながら家に帰りました。当時の中学生のお小遣いからしたらアイプチは高かったと思いますが、「これで可愛くなれる」という希望が大きく値段なんか気になりませんでした。
それから5年程アイプチを使いました。二重になるためならなんでもやろうと、ネットでよく見かける「寝る前に塗るだけで二重に!」のような怪しい5000円ほどする商品も買ったりしました。ちなみにこちらの商品、個人差はあると思いますが私のような激重一重の方は無意味な金ドブ商品なので注意してください。
5年ほどやって二重になったかというと、ならなかったです。ブスの呪縛もとけず、アイプチをすることにより「なんでこんなことしなきゃいけないんだ」の気持ちが強くなり、より一層自分が嫌いになってしまいました。残念。
3.学校を辞める
はい。学校を辞めました。高校2年生の時に。これが一番効いたと思います。結局"ブス"がなぜしんどいのかって、可愛い子との周りの扱いの差、周りの視線による自己肯定感の喪失だと思うんですよ。あの子は可愛いから、私はブスだから、という意識が無意識に刷り込まれて、それが爆発して消えたくなってしまう。
めちゃくちゃ荒療治ではありますが強制的に人との関わりを無くすことで一旦ブスの呪縛から逃れた気がします。やったね。
ブスって、しんどいですね
しかし、それもずっと続けていくことは出来ません。人との関わり無しに生きていくことは不可能に近いと思います。
今、私は18歳で通信制の高校に通っています。月4回の登校で授業も2〜3時間しかないので以前より人と会う回数も減り、楽に過ごせています。
でもこれから、本当にどうしようかなって。今はいいけどこれから。どうやって生きていけばいいかなって。ブスの呪縛に縛りつけられた自分が一時の救済として人との関わりを断ってみたところで、これからずっとそう生きていくわけにもいかない。来年卒業したら就職か受験かの2択しかない。
なにか方法はあるんですかね。この文章書いてる最中にわからなくなってきました。
ブスって、しんどいですね。