おや、どうやら私はかわいいらしいと気づいたのは、最近のことだ。

顔を晒してツイッターを始めて約2年、自撮りを上げればいいね!や好意的なコメントがつくし、実際に会った女性からは写真で見るよりお綺麗ですね!と言われるし、男性からは遠回しもしくは直接的に口説かれたりする。

その反応たちに、「わー、本当ですか?ありがとうございます」と照れて見せるけど、「努力してるんだから当然でしょ」と思ってもいる。

人と会うときの私は、化粧と可愛い服でつくった私

まず、お風呂に入るのが嫌いだ。髪とか体とか洗うのも、湯船にお湯をためるのも、何もかもめんどくさい。

それでも、信頼している美容師さんから買った一本一万円近くするクレンジングで洗顔して、風呂上がりに同じくらいの値段の化粧水をつけて保湿する。そういう買い物もするから、いつも美容院代は四万近くになる。

化粧だって、本当ならしたくない。誰にも会わないって分かっていたらスッピンメガネでだぼだぼの服とスニーカーで出かけることもある。

人と会うときは化粧して綺麗になった顔で、コーディネートした服でかわいくつくっているのだ。

高校生のとき、私はブスで愛想もなかった

高1のとき、私は間違いなくブスだった。

今より5キロ以上太ってたし、他人と積極的に仲良くしようと思ってなかった。

当時のクラスメイトの半分以上は、教室の中にいるのは自分とその仲間だけで、それ以外は動く物体だと考えるやつらだった。女子はばっちり化粧をして、スカートを短くして太ももを露わにしていたし、男子はそれを好ましく思っていた。私は校則通り膝が隠れるくらいスカートが長く、思春期だったのでニキビ面で、すっぴん眼鏡だった。彼らの世界に迎合しない人間は無視やからかいの対象で、私は一年間、標的になっていた。

例えば、ノートを集めるとき、私が最初に置いたら上に重ねる人は誰もおらず、提出場所もいつの間にか変わっていて持っていってもらえなかった。数日後、心優しいクラス委員長がこれ…とノートを渡してくれ、慌てて先生に出しに行った。「提出したつもりだったのに係の人が…」と弁解したこともあった。ノートの提出率もがっつり成績に加味する先生だったので、よく覚えている。

そんな日常だったので、こいつら早く死なないかな、私が死んだ方が早いか、と考えていた。

かわいい方が人生楽だなと悟った

進級してクラスが変わるとだいぶ改善され、大学は同じ高校の人間が誰もいないところにした。コンタクトにして、パーマをかけて、大学デビューすると、彼氏もできたし、サークルやゼミ活動の中心メンバーに入るようになった。

身なりに気を使うと、周りの評価が勝手に変わる。そっけない対応をして、高校の頃なら感じの悪いブスと言われてたのが、かわいくしてると、クールビューティーと言われる。

かわいい方が人生楽だなと悟った。

毎朝鏡の前で、今日もかわいいと思ってから家を出る

社会人になってからは、化粧品にも服にもきちんとお金をかけている。お風呂もちゃんと入るし、食生活にも気をつかう。
毎朝鏡の前で、うん、今日もかわいいと思ってから家を出る。

死にたいと思っても死ねないので諦めた。どうせ生きるなら、生きやすくするために、これからもかわいいをつくり続ける。