はじめに、11月の東京会場での様子をサムライトの徳島ミライラボの伊藤あかりラボ長が報告しました。
詳細はこちら:「阿波おどりよりも日常が見たい」かがみすとが徳島市長に提言。エッセイとの共通点も

東京会場から提案があった「住む前のお試しがほしい」という意見に対しては、「1カ月のコミコミプランとかあるといいよね!」と賛同の声が集まりました。今回の参加者の中には、徳島市で職業体験をしながら住むふるさとワーキングホリデーの参加者もおり、「藍染めの工場で1週間働きました。その時はまだ移住するかは決めてなかったんですけど、今こうして1年もたたずに徳島と東京の2拠点生活してます。試すっていうのは大事だと思いますね」と話しました。

徳島に住む20代が考える「徳島の魅力」って?

参加者8人が自己紹介したところで、最初のテーマ「徳島の魅力ってなんだろう?」にうつります。「東京だとビルばかりで自然に触れようと思うとお金がかかる」「愛媛から移住してきた自分としては、月に1度のマルシェがあるのが良い!あと意外とアクセス良い」といった意見がでました。

自身も「博士課程を徳島で住んだことで、生活費を抑えることができた」という方からは、移住を増やす施策として「博士課程に行こうと思っている方を優遇して、徳島で生活しながら研究できるという制度を作ったらどうか?」といった話もでました。

「徳島の魅力」にキャッチコピーをつけると?

ここで出た「徳島の魅力」をもとに、それぞれでキャッチコピーを考えました。

・田舎の利便性ナンバーワン!

→徳島からだと色んな場所にいける。関西にも四国の他県にも行きやすい。関西・中国・四国を堪能しようと思ったら、徳島が一番なんじゃないかって思っています。

・一つ星でも輝けます

→東京だとすごい人(三つ星)がたくさんいるからこそ、三つ星でも目立たない。だけど、徳島だとそもそもの人口が少ないから、やりたいと手をあげれば、例え星ひとつであったとしても輝ける。

参加者の中にはボードゲームを作っている方もおり、「例えば東京や大阪でボードゲームを作っている人はたくさんいる。でも、徳島でやっているというと、それだけで面白がってもらえる。そういう意味で承認欲求を満たしやすいなとも思います」と話していました。

・来てみなわからん良さしかない

→ちょっと自虐っぽいけど、それが徳島っぽくもある。自然が近くにある、ご飯がおいしい、人との距離感がちょうど良い。たくさん魅力はあるけど、言葉では伝えられない。来てもらわないと伝わらない魅力がたくさんある。

・マッチングアプリなんていらない

マッチングアプリがなくても出会いたい人に簡単に出会える。実際に今回のイベントはランダムで集めたメンバーでしたが「半数が知り合い」という方もいました。「こういうことをする仲間に出会いたい」と思えば気づけば繫がっちゃってる街。

・川の色って200色あんねん

→徳島の川は、見る時間や季節、潮の満ち引きでも水の透明度が全然違う。そうした自然の変化を楽しめる感受性の方にはぴったりな街。

内藤佐和子市長からは「徳島の魅力が詰まったキャッチコピーがたくさん出ましたね。これを生かしてみんなでポスターを作ってもおもしろいかも!」とコメント。今後もこのメンバーで集まって、徳島の魅力を伝えていくイベントをしようと盛り上がりました。

ワークショップの中で出た意見は、徳島市の総合計画の策定に反映される予定です。
徳島・東京両会場から徳島市に向けた政策提言を考えるワークショップは今後も実施していきます。

1月10日の公開ミーティングで、詳細を報告します!

徳島でのイベントの様子は1月10日19時からの公開ミーティングで報告します。ぜひご参加ください!