寝落ちしがちな私が、リアルタイムで見たいほど面白い今期のドラマ
いやもうタイトルがすべてなんですけどね、今期面白いドラマ、多いと思いませんか?
「半沢直樹」ほどの超絶メガヒットお化けドラマはないけれど、数多くの番組になんだか作り手の情熱をひしひしと感じるというか。
コロナ禍で色んなリスクをしょって、やっと放送にこぎ着けたその背景を思うと、どのドラマもストーリーや演出の全てに、意図を感じるというか(ヲタク特有の、勝手に過程を想像して勝手に感謝するパターン)。
早速語らせて頂くと、まずは「この恋、あたためますか」。お仕事と恋愛の描かれ方のバランスが秀逸で、コンビニとのタイアップスイーツも最高(シュークリームあと3個は食べたい)。
そして芯のある女性達が連携プレイで悪を成敗していく「七人の秘書」。名乗るほどの者ではないと言いながらも、颯爽と現場に駆けつけて弱者に手を差し伸べる彼女達に、私も救われたい。
他にも、タイトルを裏切って様々なテーマがふんだんに盛り込まれた「恋する母たち」。「35歳の少女」は家族がそれぞれほんの少しずつ前進していく様子を旦那と応援(妹ちゃん頑張れ)。疲れた脳には「極主婦道」で笑いとほっこりを。「共演NG」は、コロナ禍のドラマ撮影が劇中劇として進むので、没入感がすごい(共演NGCMも笑わせてくれる)。加えて「ルパンの娘」は我が家初の録画を子どもと見るドラマになっています。
うん、めっちゃ見てる。しかももうどれも3話越えてきたから、7本全て完走見込み。すごすぎ。これだけの本数を毎週見続けられるのはきっと、見ててなんか気持ちいいからなんですよね。どの作品も視聴者にどんな時間を過ごして欲しい、みたいな目的ありきの映像が放送されているという印象です。
我が家も進むテレビ離れ。夫婦で時間を作るほど見たい番組がなかった
我が家は子どもの寝かしつけは私が担当することが多いんですが、なんせ男の子兄弟の育児は気力体力を消耗するもので、私はどうしても寝落ちしがちで…(朝まで超熟睡)。旦那に「ねぇまだ21時だよ~ドラマでも見ようよ~起きようよ~」と言われても、中々起きれなくて、申し訳ないと思う反面、リアルタイムで見たい番組がない時って、ついつい睡眠を優先したくなるん、です……スヤァ。
最近ではドラマに限らずバラエティだって、家事でもしながらTVerで好きな時間に見ることができちゃうし。私が大好きなゲーム実況動画は毎日18時に上がっているけれど、こちらも見るのは子どもを寝かしつけてから。1人お風呂でニヤニヤしながら楽しみたいんだし。
私は主婦ですが、働いている方々もそんな感じなのかも。お仕事から帰ってきて9時10時にテレビの前にスタンバイするという行為は、今では番組に対する相当の期待値がなければ実践できないタスクとなっている気がします。なんせスマホやら動画配信サイトやらが便利すぎる。
若者のテレビ離れは深刻だとは言いますが、毎週旦那と大画面でテレビ番組を一緒に見る、その「1時間」を翌週まで楽しみに待つほどのことって、確かに全然ないなぁと思っていました。かと言って、平日の夜に、疲れたままに取りかかれて、さらに夫婦で時間を共有できる趣味って我が家には他に無くて。どんどん少なくなる平日夜の夫婦時間。旦那は危機感を感じていた様でした(え、私?呑気に寝てた)。
そこにきて、ここ最近のドラマのパワーはとにかく凄い。ほんとにねぇ、圧倒的感謝です。この私が21時にテレビ前に座ってるという小さな奇跡。旦那と夜2人で過ごす時間が増えると、結果的に日中のイライラまで減るんですよマジで。もうこれ、すっぽん小町やん?(飲んだことないけど)
ドラマに限らず、大変なコロナ禍で何かを作り上げている人みんなえらい!
ってここまで書いといてなんですけど、私個人は元々舞台だのミュージカルだの、現場が好きなタイプのヲタクだったので、ドラマに限らずコロナ禍の今ならわりと何見ても感動しがちです。百貨店の物産展のチラシ見ても泣けます(実施するまでの現場の過程を想像して)。
だって今の状況で仕事してる人、何かを作り上げている人、冷静に考えてみんなすごい。みんなえらい!コロナの影響受けてない人なんておそらく日本に1人もいないし、この先を予見できる人も誰1人としていないんだから。
ドラマを作って届けてくれている人々は、きっとその作品の主なターゲット層が、今、どんな生活をしているのか、今、何が楽しくて、何が苦しくて、夜の21時22時に何を求めているのか、詰めに詰めてお仕事されているんでしょうね。
クールの始めに今期見るドラマを選ぶ際、タイトルやキービジュアルだけで判断しなくて良かったという作品もいくつかあります。中でも「この恋、あたためますか」は、ホームページトップの『今年はいろんなことがありました。甘いものは、人を幸せにします。』というコピーに惹かれて見ることを決めました。もうこんなのさ、グッと来ちゃうじゃん……匠の仕事ですよ。
そんなわけで、おかげさまで。最近夫婦二人の時間が持てています。大感謝です。ありがとう、ドラマを作って届けてくれている人々。