たくさんのご応募ありがとうございました!
2020私の宣言の「かがみすと賞」1本、そして「編集部選」3本を発表します!

かがみすと賞

◆2年前の私に負けるな。「私は私」を大事にする2020年に(りあ)

描写も具体的で、「ぬぁ~分かる!」と共感しながら一気に読み切りました。環境を変えた当初は全てが新鮮、「新しい自分」になったみたいで、わくわくするんですよね。ただ、徐々にその場所に慣れてくると、真新しさは自分で意識しないと見つからなくなって、退屈しちゃったり。

男だったら、大手に入ってたら、可愛かったら。
そんな言い訳ばかり考えては、ただただ転職したい、と思いながら働いていた。

そうそう、つい環境のせいにしちゃうんだよなぁ(もちろん本当に環境が悪いときもある)。編集部でも、「この時期、私にもあった!」という声があがりました。投稿者のりあさんは、エッセイの後半、就活時代のノートを見返し、気持ちが切り替わっていきます。ぱっと目の前が明るくなるような、気持ちのいい読後感でした。すてきなエッセイをありがとうございました!ぜひこちらから全文読んでみてくださいね。

編集部選

毎度のごとく、想いのこもったエッセイはどれも素敵すぎてひとつに選べない...。
今回も編集部選として、3本、紹介します!

◆目標リストはもういらない。重圧から解放された私、楽しみます(baibaihui)

「自分の心と体が別のところにある様な一年だった」と2019年を振り返るbabaihuiさん。

約束した日が近くなるとストレスを感じ、予定を断る度に、予定を入れた自分が憎くなる。「このリストを目標に頑張るんだ!」と希望に溢れていた2019年元旦の自分は2020年の現在、いなくなってしまった。

予定通りに動けない自分を、否定せずに、受け入れる。自分との向き合い方の変化がとても素敵。「人生はどれだけ『完璧』であるかの運動会ではないのだと、気づくことができた」という一文にも、心を打たれました。ぜひ、こちらから読んでみてください。

◆仕事のために自分をすり減らさないで。生き残った私からのお願いです(焼き鳥)

過労で命を絶った高橋まつりさんに自分を重ね、想いを綴ったこのエッセイ。つらい経験を振り返って書き上げ、かがみに投稿してくださり、ありがとうございました。きっとたくさんの勇気を絞ってくださったんじゃないかと思います。

今こうして書きながらも、やっぱり過去を思い出しては涙腺が緩み、鼻水がズビズビになってきたりもしました。(中略)どうか仕事のために自分をすり減らさないでください。もし、身近に仕事や会社に殺されそうな人を見つけたら手を差し伸べてください。あの日生き残った私からのお願いです。

エッセイを読んだ高橋まつりさんの母、高橋幸美さんからもメッセージが届きました。

仕事がしんどい人に、ひとりでも多く届いてほしい。
鳥井さんの渾身の1本はこちら

◆ないものねだりな私の葛藤。どんな母、どんな私でいたい?(ならきち)

昨年出産を経て、現在子育て中!のかがみすと、ならきちさん。
ずっと理想としてた母親像と、社会人になってから生まれた「仕事をずっと続けたい!」という気持ちの葛藤がうまく描かれていました。

彼女たちは着実に経験を積んでキャリアアップしていくように見えます。どんどんみんなの背中が遠くなって、ポツンと置いてけぼりにされているような…。私だけ社会から取り残されている感覚に陥りました。

繊細な言葉選びや、お子さんへの愛情が沁み出るような文体もすてき。心がぽっと温まるエッセイです。今は「欲張りな私にぴったりの生活」と綴るならきちさんの2020年の宣言は、こちらから!

以上、2020私の宣言、かがみすと賞&編集部選の発表でした!
たくさんのすてきなエッセイを、本当にありがとうございました。

現在は2つのテーマでも募集しております!

・おうちだから 5/3締め切り
・次会うときは 5/17締め切り