就職活動がはじまり、ES(エントリーシート)をかく機会が増えてきました。
この前、友人と一緒にESをかいていた時のことです。
ESでより具体的な内容をかく為に、自分の今までの人生21年間のあらゆる場面を振り返りました。悔しかったこと、嬉しかったこと、熱中したことetc..
その時になぜそう感じたのかも深堀していきました。
その過程の中で気づいたことがあります。それは、【自分の人生全く主体的に動いてきていない】ということ。

これはやっちまったー、オーマイガー!え、まってまって、主体性を必要とする会社が多いのにこれは最悪やないか。
自分には主体性がないということ+これに気づくのが遅すぎる、という2つのことで心の中はパニックでした。
これになぜ気づいたかというと、悔しかったこと、熱中したこと、嬉しかったことがなかなか思い出せなかったからです。

進路も、部活も、恋愛面でも、自分で決めたことがなかった

いままでの人生、あらゆる選択をしてきました。でもほとんどが自分で決めたのではなく、他の人に決めてもらっていました。

中学三年生で進路を決めなくては行けない時。
私は情熱大陸をみたことがきっかけで「海女さんになりたい」と思っていました。これを三者面談の時に先生に伝えました。親には前から話していたのでなんの驚きもしていませんでした。ほんまに言いよったという感じで笑ってました(笑)しかし、先生は「え?」としばらく固まっていました。
そりゃそうでしょ。大体はどこに進学するかの話なのに、急に海女さんになりたいと言われたら驚くでしょう。そして先生に「頼むから普通に進学してくれ」と言われました。私は、その言葉にながされ普通に進学することが決まりました。

無事に?高校に合格して、高校の部活を決める時。
私はダンス部に入ってキラキラした高校生活を送ろうと思っていました。しかし、高校の入学説明会に行き、ダンス部がキャピキャピしてる姿をみて親は「おとくはあのテンション無理ちゃう?」と言われました。そして私はまた流されて、目の前で募集していたサッカー部マネージャーとなりました。(小中とサッカーをしていたため入ることにもあまり抵抗はなかった)

高校3年生で進路を決める際。
周りが進学するから私も進学しようと思い大学に行くことにしました。
大学を決めるときは、指定校推薦で行けるところに行ければいいと思っていました。なので先生に「おとくはこの大学より上にいくなら指定校推薦でもいい」と言われたその大学の推薦をもらいました。
あ、そういえばこの推薦をもらう前に、ライブの照明に感動して、照明の専門学校に行きたいと思ったんです。だから、先生に伝えに行きました。すると、「おとくは専門に向いてない」と言われてすぐにやめました。
先生は私が意思よわよわ人間だと見抜いていたんでしょう。

恋愛面でも、告白されたから付き合うということしかなくて、自分から好きな人に想いを伝えたことはありません。
友人が「〇〇くんいい人やし付き合ったら?」と言われるから付き合う。
今まで付き合ってくれた人には申し訳なさしかありません。
その付き合ってる期間も本当にその彼氏のことが好きなのかよくわかってないことばかりでした。だから、冷たいとよく言われてたなぁ。

自ら動き出してないと気づけたことを小さな幸せに感じたい

このように私は、重要な選択をする場面で他の人に流されてきました。
そりゃ、心から悔しかったこと、嬉しかったこと、なかなかありません。
誰かにバカにされたり、クラブの大会で勝てたり、そうしたちょっとしたエピソードしかない。
自分から何か行動を起こして成し遂げたことがなさ過ぎました。

1番ショックだったことは、【今までで1番しあわせだったこと】が何も思い浮かばなかったことです。
一緒に過去をふりかえっていた友人は、「憧れだった高校の吹奏楽部に入って、毎日練習を頑張って大会で金賞をとれたこと」が一番の幸せだったことと話してくれました。
それに対して私は、「家族で旅行に行って、みんな楽しそうにしてたこと」というなんとも深堀しようのないエピソードしか思い出せませんでした。

自分から何か動き出したことがあるか考えた時に、
・ダイエット
・化粧品検定
・アルバイト
動き出しはしたけど、ダイエットに成功しても、検定に合格しても、なんかいまいちなんですよね。
これから幸せ!っと思える瞬間がくるのか、とても不安になりました。

しかし、1度きりの人生楽しむためにも今このことを気づけたことを小さな幸せに感じたいと思います。そして、なにか行動を起こすぞ!ゆっくりと確実に。
自分の想いを伝えられる場所があることも幸せだなぁ。