女であることは、メリットとデメリットどちらが多いのだろうか。

大体40年は毎月「生理」という憂鬱な一週間が来る

個人差はあるが、約9~12歳の間に初潮がきて、大体40年は毎月「生理」という憂鬱な一週間が来るだろう。
生理が来る前は食欲、嗅覚、胸の張りなど様々な身体症状に、憂鬱になったり性欲が強くなったりなど内面の変化が人それぞれあるだろう。私の場合は生理がくる一週間前からイライラ、便秘、食欲旺盛の3大事件が起きる。ああ、これは来週あたり来るな…と生理周期アプリと照らし合わせる。やはり予定日の前後だ、と。

そしていよいよ出血スタート。生理が来たと気付いたら最後。どんどん子宮が痛みだす。痛み止めを飲み、ホッカイロを貼り、万全な体制を整える。だが、どんなに整えようが何しようが、初日と2日目がとにかくしんどい。卵巣までの形が分かるような痛みが襲ってくる。痛い、痛すぎる、しんどい。しか頭になくなる。それで仕事にも行けない時も多々
ある。

痛みの度合い、感じ方は人それぞれなのに

だが皆が皆、同じ痛みが感じる訳もなく、所謂【生理痛が軽い】人もいる。その様な人に、「生理痛がひどく、ベッドから起き上がるのも辛いです。今日はお休みを頂きたいです」と電話すると、ぶっきらぼうに「分かりました」とだけ言われガチャ切りされる時もある。まるで(生理痛ごときで休むな)と言わんばかりに。

1回、先輩に「仕事前に生理痛ひどかったけど、点滴してから来た」と言われたことがある。点滴するほど痛いのに、ベッドから起き上がれるのか…と正直、心の中で思ってしまった。起き上がることから車で運転するまでにどこかで倒れそうだと思ってしまうくらい痛いのに、とも。

そして、「私は点滴までして仕事に来たのに、あなたは休むのね」とでも言いたいのか?とも思う。むしろその気持ちの方が強い。痛みの度合い、感じ方が人それぞれなのは分かっている。だが、その点滴の話をして私になんて言ってほしかったのか。なにを感じ取ってほしかったのか。どんな痛みでも具合の悪さでも仕事にはちゃんと来る私!、と自画自賛しながらマウントを取ってくるように感じる。それが私にはとても居心地の悪い空間であるのだ。

周囲からの冷たい視線から守れるような女性で居たい

痛みなんて人それぞれだし、点滴しようが薬を飲んでホッカイロでお腹と腰を温めながら、魔の1週間を乗り切る人だっている。周りに生理痛が軽い人が居ようが、世の中には色々な手を尽くしながら乗り越える人も居る。私はそれに寄り添えるような女性で居たい。魔の1週間によって周囲からの冷たい視線から守れるような女性で居たい。