今日は、私の大学受験の話をしようと思います。
遡るのは、高校時代。進路に悩み、勉強をもっとしたいと思っていた私は、なんとなく塾入ろうかな?と考えていました。塾探しを始め、それが終盤に入ったころ、塾に入るきっかけを見つけました。それは、なぜ入れたのかわからない勉強系のアプリの広告。そこには無料体験の文字が。おおと思った私はすぐに父に相談しました。まあ無料だったらということで、早速体験に行くことに。
国or数と英の授業を確か5回分ずつ体験できるというものでしたが(私は国語(古文)と英語を選択)、どんなレベル帯のものを受けるのか決めるために診断テスト的なものを受けました。当時高校1年生の私にはわからないものばかり、(1年生向けのものだったので学年は関係なさそうですが)ほとんどできなかった私は授業を基礎的なレベル帯で受けることになりました。
基礎的なレベル帯でしたが、それでもわからないというか初めて知る知識が多くて、とても授業が楽しかったことを思い出します。体験が終わるころには、この塾に入りたいなという気持ちが高まっていました。父に承諾を得て、もっとも苦手だった古文をやるために塾に入会しました。そこからです、私の進路選択が定まっていったのは。まあ決まるまでは、一進一退でしたが。
この塾に入会したからには、進路についても真剣に考えないと
本入会の後、アドバイザーさん(私が入っていた塾ではアドバイザーさんが生徒一人一人についていました)が父と私に「娘さん(私)はどういった進路を考えていますか?」と言いました。漠然と塾に入って勉強をしたいとしか考えていなかった私は苦い表情をして、これ何も考えてないって言ったら怒られるかな、と怯えながら、結局「特に何も考えていません。たぶん進学はしたいな考えていますが…」と言いました。すると彼女は参ったといったような表情を浮かべて、「なるほど。進学ですね。娘さんの今の成績だと○○大学などがよろしいかと…」等々つぶやいた後、口を濁しました。
それを聞いて私はああやってしまった。ここは大学受験生専門の塾で大学を受験したい人しか来ないから、進路に関して何にも考えていなくて、勉強したいだけの人は来ないんだわという考えに至りました。と同時に、この塾に入会したからには、進路についても真剣に考えないとなあとも思いました。
しかし、この面談でまだ曖昧ですが、進路はとりあえず4年制大学ということが決まりました。
いつの間にか大学受験生になっていた
1年生の冬から入会したため、すぐに進級はやってきました。この塾ではアドバイザーさんとの面談が定期的に行われるのですが、そこから面談で聞かれることが具体的になり、「何大学を目指して勉強するか」を軸としたものになりました。まだわからなかった私はとりあえず最初に言われた○○大学とレベル帯が似ていた父の出身大学を言いました。「なるほど××大学だね。ありがとう」とだけ言って彼女は私の勉強計画表に「志望大学××大学」と記入し、3年次の冬に間に合うような授業の計画を立てていきました。
古文を勉強するだけだったつもりが、いつの間にか大学受験生になり(入る塾が間違っただけでしょうが)英語も勉強していました。そして2年の最後には社会科目も。
3年生になり、いよいよ私は××大学に向かっていくのかと思ったら、私は5月に急に今の大学に志望校を変更したいと思うようになりました。それがなぜかは、長くなりますので省略しますが、思い切ったレベル変更であることは断言します。それを伝えた時のアドバイザーさんは驚きを隠せない様子でしたが、すぐに「成績上がってきているから、ちょっと勉強きつくなるけど大丈夫でしょう」と言ってくださり、勉強計画を訂正してくださいました。
結果として、夏休み後グンと成績が上がり、見事今の大学に合格することができました。
父と塾、そしてアドバイザーさんに感謝したい
今考えると無謀な進路選択及び進路変更でした。しかしあの時、あの広告に出会っていなければその塾に入会することは無かったし、4年制大学を目指していたかも怪しいです。本当に奇跡的だなと思います。そして、入会を良しとしてくれた父と進路選択が定まっていなかったのにも関わらず優しく受け入れてくれた塾、志望校の思い切った変更を肯定的に捉えてくださったアドバイザーさんに感謝したいです。本当にありがとうございました。
おかげで、今がとても楽しいです。あとは頑張って単位を取って卒業するだけ。