女性が活躍するだけで話題になるこのごろ。でもそれって古くない?
最近、日本だと女性が社会で活躍だの女性初の管理職だの、日本経済界で女性が少しでも目立つとすぐ話題になる。でもそれって、古くない?
私の親戚は女家系だっていうのもあって、共働きやら女性が会社でそこそこの地位にいる人は少なくなかった。だからか、社会で女性が男性と働くのは当たり前のことだと思っていた。
だが、小学生の頃は疑問も多くあった。なんで友達のお母さんは働かずにずっと家にいるのだろう、なんで送り迎えを毎日してもらっているのだろう。その時は友達のお母さんを見てうらやましくも思った。
今でこそ共働きが普通になってきている現代社会でも、未だにセクハラで訴えただの女性の立場が弱いだとよくニュースで聞く。これがセクハラに入るのかはわからないが、私は昔上司に「女は結婚出来るから働かなくてもいいじゃん」、「早く結婚相手見つけな」こんな言葉を言われたことがある。一瞬私はイラついたが、無視してなんとかその場を耐えた。
この経験を友人に言ったら、「私だったらそんな事を言う職場には絶対いたくない」「よく反論しなかったね」と無駄に擁護された。反論しても意味が無いと感じただけだ。
学生時代からの友人には、「女はいいよな、結婚ていう逃げ道があって。」流石にこの言葉を聞いた私は、その友人と絶交しようとは思った。
海外の男女平等な話を聞くたび感じる、男尊女卑が今も残る日本との差
話は逸れてしまうが、ドイツ留学から帰ってきた友達の話で、こんな面白い話しがあった。その子のロシア人の友人は絶世の美女で、どこの国からも好かれそうなヨーロッパ美女は、やはり周りからいつも可愛い可愛いともてはやされていた。だがある日その子はドイツ人のルームメイトに重い荷物を持ってと買い物から帰宅途中に猫撫で声を出したところ、そのドイツ人男性は「何で手があるのに持てないの?」と聞いたらしい。ちなみにその男性は、ビール缶一本の荷物。お国柄なのか、その人がクールすぎるのか、どちらかはよくわからないが、確かに海外では(特にヨーロッパ)男女平等なイメージはある。
海外だったら、早く結婚しないの、だの女性は結婚があるからそんなに稼がなくても安心という文化は無いイメージだ。
そんな海外の話を聞いていると、日本の男尊女卑の文化がいかに遅れているかがわかるのと同時に、いつまでそんなこと言ってんだって思う。
実際、今ではやっと日系企業の重役に少しずつ女性も現れたが(残念ながら私の働く昔ながらの会社は未だに課長すら女性一人いないが。。)他の国では、もうなん百年も前から女性と男性の差は日本程無かっただろう。
みんな同じ人間なのに、いまだに起きる男女平等の問題
こんな世の中で、私は男性8割女性2割という超男性比率の高い業界で働いているわけだが、勿論女性ひいきが無いわけでも無い。ただ幸いな事に、女性だからと言って見くびられた経験もない。(単に私が強気なだけなのかもしれないが。)だがこんな業界だからこそ、たまに男性から嫉妬されることはある。ウソと思うかもしれないが、ある男性よりも良い売り上げだった時は、その男性から平気で無視されたり、ライン上で憎たらしい悪口を言われたことは何度かあった。私が女を使って営業活動をしているなどと言うような変なデマも回されたような、、、まあみんな当てにしてなかったのが不幸中の幸いだ。こんな感じで男性陣から女子がするようなことを平気でしてきた時は流石に驚いた。
これが令和での男女対立方法なのか。。?
私はいつも男性から嫉妬心むき出しにしてきたら、こう心の中で唱える。その嫉妬って、見てて惨めじゃない?
段々と女性が社会に進出してきたからこその問題ではあると思うが、つくづく思うのは、どうせ所詮みんな同じ人間なんだから、男女平等の問題が出ている時点で、いかに無駄な問題なのかと同時に思う。こんな事をコラムに出してしまってはキリが無いが。。。私は言いたい。人間みんな、同じ人。見くびったって、何も変わらない。