世界を見渡せば、年齢も性別も多様な国家リーダー 日本は?

「フィンランド 最年少女性首相」、「NZ首相 国連総会に赤ちゃん同行」、「カナダ 若手の大統領当選」。直近では、アメリカ初の女性副大統領が誕生すると話題になっている。
ここ数年、政治ニュースを見ていると世界中、特に西洋諸国では女性や若手の政治家が国家リーダーに選ばれている。
先日、日本でも新たな国家リーダーが選ばれ政府の人事も変わった。でも、主要ポストでの女性は2人、年齢はどちらかと言えば高い方……多様性って何だろう……。

政治ってみんなのものなのに、立候補すらハードルが高いのはなんで?

大学二年生の時に受けたとある授業の内容を思い出した。
「オーストラリアやニュージーランドの供託金(立候補に必要なお金)は、若者でも出せる金額です」
いくらかは忘れた。でも確かにその金額を聞いた時、「え、やっす?!ちょこっと貯金頑張れば出れるじゃん!日本とかバカ高くね!?」と衝撃を受けたのは覚えている。
もちろん、経験や知識のない若者ばかり当選すると不安だと思う人もいるかもしれない。でも、今この時代、今後の将来を担うのは私達若者世代だ。だから、こういう時こそ経験豊富な役人とフレッシュな風を吹かせる新しい役人が混在する政府を作っていくべきじゃないかと思う。

政治には男性だけではなく、女性やLGBTQ+も必要なはず

じゃあ、女性は? もちろん必要だ。今回のコロナ対策で成功している国は、大体が女性リーダーの所だと言われている。また、育休や産休に限らず女性に関する諸権利の法律や制度を整えるためには、当事者である女性視点も大切になってくる。それに加えて、女性の権利が保障されることで男性も育休等今まで使いにくかった権利が使いやすくなり、当たり前化すると思う。もちろん、女性議員の増員だけではなくLGBTQ+の政治家の増員も大切だ。みんなにとって「よりよい社会」をつくるためにはマイノリティとされている当事者の視点も必要なはずだ。

私が総理大臣なら、本当の意味で平等な社会を作りたい

もし私が総理大臣にだったら、どうしたい?
人事を見直して、本当の「老若男女みんなのための国作り」をしたい。そのためには、供託金を下げて、誰でも政治に直接参加する機会を作り多様性のある政治体制を作り、制度や法律に反映して、平等社会の実現に向かっていきたい。
そんなに簡単な事じゃないし多くの壁にぶつかるとは思う。だけど、コロナの影響で政治に興味を持つ若者が増えた。この時代だからこそ、色んな人にチャンスが恵まれている。