2021年、悲しい涙はもう流しません!
新卒で入社した会社への違和感が大きくなり始めた社会人2年目。その会社に居続ける意味を考え始めた時期から、昼休憩の時間は外に出て1人で考える時間になった。
所属している部署は20人程の営業部隊で、私以外は父親くらいの年齢の男性。そんな環境もあってか、2年目になり独り立ちしてから様々な事に違和感を感じ始め、人に相談せず思い詰めたり、客先のきつい言葉を受け流せなくなっていた。
「なぜ電話に出ないんだ」と厳しく注意された。ごもっともだ
ある日、会社内に居る事が辛くて普段よりも長く昼休憩を取っていた時、上司から着信。どうしても出る事が出来なかった。
その日は1日の間で涙が止まらない事が何度もあった。特に何が悲しいという事もないのに。1時間半は経っていただろうか。動悸や冷や汗を感じながら会社内に戻ると「なぜ電話に出ないんだ。営業マンとして電話に出る事は当たり前だろう」と厳しく注意された。
ごもっともだ。
当たり前に出来ていたことが出来ない。4カ月後、上司に退職を告げた
当たり前に出来ていた事が出来なくなり、尋常な状態ではない事に気が付いた。出しているつもりだったSOSが上司に届いていない事や、態度で分かってもらおうとしていた自分の甘さを知った瞬間であった。今考えると当時は心も体も疲弊し、精神を浪費していく日々だった。
そんな毎日を過ごし、自分らしさが遠のいて行くようだった。
4ヶ月後、後先を考えずに退職を上司に告げた。あのまま決断をしなければ壊れていたと思う。
来年は堂々と人に言えるような近状を報告出来るようにしたい
人生はいつだって自分の選択で決まる。この大切な事に気が付けたからこそ、自分軸で生きていくべきだと思うようになった。現状の全てを生み出したのは自分の決断であって、現状を維持するのも変化させるのも自分の決断であるのだから。
会社では長い物に巻かれ、会社に行きたくないと言いながら毎日死んだ目で満員電車に乗る、そんなつまらない大人にはなりたくない。
恥を忍んで言うが、自分は特別でありたいし、誰かが考える“普通”に押し込められるような存在ではないと思っている。“普通”じゃない自分を責めるのではなく、マイナスの感情の自分と向き合い毎日少しづつ行動している自分を褒めたい。なぜなら、自分の事を1番知っているのは自分なのだから。
友達と会うのを今は避けているが、来年は堂々と人に言えるような近状を報告出来るようにしたい。心がキャパオーバーになったり、傷つけようとする他人の言葉に泣くより、達成感や思いが伝わった嬉しさで熱狂し心が動く、そんな素晴らしい1年にしたい。
2021年に自分が流す涙が嬉し涙だったら、2020年の決断や行動が正しかったと思えるし、友人や親戚に自分の近状を胸を張って言えるだろう。
いや、絶対に自分で胸を張れる自分にしてやる!