【今回のエッセイ】

相手と真っ向から関わろうとすると、いつまでもあどけなくはいられず、自分の意見を主張するようになった。「かわいくない」意見をぶつけても正面から向き合ってくれる関係性は、演じた「かわいい」で得る居場所よりもずっと心地よくてあったかかった。

私は大人になっていい。男受けと「かわいい」を振り払って

まい「自分をさらけ出す自信、なかったなぁ~」

中尊寺まいさん(以下まい):ふむふむ~!私は「かわいい」と思われたい気持ちはあまりなかったけれど、自分を出すことの難しさはすごく分かるなぁ。人前で話したり、表現することにはずっと苦手意識を持っていましたね。今でも楽器を持っていないとき、ステージに立ってないときは不安なことも多くあります。

特にOL時代は「お昼一緒に食べない??」って誘ってもらっても「すみません!ちょっとこれ終わらせてからにしま〜す!!!」なんて断ってわざと時間をズラして一人ランチしたり、ひどい時はトイレでお弁当食べたりしてたなぁ~!(笑)職場で自分をさらけ出す自信がなかったんです。

益子寺かおりさん(以下かおり):私は学生時代から言いたいことや意見はズバッと言っちゃうタイプ…可愛さゼロの捻くれ者でしたネ♡(笑)音楽&漫画オタク全開でクラスでも浮いてたし、劣等感とコンプレックスだらけで自信もなかった。だから私も投稿者さんみたいに、キラキラした中心グループの子たちを「敵(エネミー)!」って、思ってたな~!(笑)

かおり「役目をまっとうすることで、自信の無さを埋めていたのかも!」

普段はクラスで浮いてたのに、中高の文化祭の実行委員や部長とかには、自ら志願して謎にシコシコと頑張るタイプ!たぶん役目をまっとうすることで、自信がない自分の心の溝を埋めていたんでしょうね~。「こんな私でも少しは役に勃ててる!」って感覚に救われてたのかも。

何なら当時は、クラスの子とおしゃべりする方が苦手だったかもしれませんネ!誰かと一緒に何かを進めるときって、「〇〇について話し合おう!」みたいに会話の先に同じ目的があるじゃない?世間話は共通の話題がないと弾みにくいかもしれないけど、そういう議論の場では友達関係の有無にかかわらず意見も言えたから、不器用だった少女かおりは、自分の出しやすさを感じていたのかもしれない…☆(遠い目)

かおり:自分に自信が持てるようになっていったきっかけは、高校で始めたバンド活動!複数人でひとつの目的に向かって走るなかで、性別とか、見た目とか、友情関係なんかも一旦とっぱらって、お互いの人間性を晒す経験ができたな。一緒に夢中で駆け抜けたら「戦友」みたいな感覚になって、自然と人間関係が出来上がってたんです。日常会話に悩むこともなかった。バンドを始めるまでは「自分なんて、役に立たない虫けらだ!」なんて孤独も感じてたから、お互いを必要とする感覚や居場所ができたこともマンモスうれPかったなぁ!一心同体、少女隊!みたいな♡

かおり「一緒に仕事をガンバルンバしたら、オタクだった自分でもギャルと心が通い合った♡」

苦手かも!と思っていた人たちとも話せるようになったきっかけは、学生時代のカフェのアルバイトですね。ナウい感じのカフェだったから、根暗なオタクだった私は異文化に飛び込んだ心地で(笑)「どうしよう…何を話せばいいんだ!」って、最初はゲロマブなギャルちゃん達にビビッてたけど、一緒に仕事をガンバルンバしているうちに、少しずつ気持ちが通い始めて…心のティーンズ・ロードがご開通~♡

その時に「共通で目指している何かがあれば、同じ趣味・嗜好があるかどうかなんて関係ないんだ!」って気付けたんです。勝手に表面だけで判断してしまい、苦手意識を持ってた自分の愚かさに反省猿!逆に「自分が知らない世界を知ってる人って面白い!」と思えるようにもなって、それ以来、他人に対する偏見もなくなりましたね。「それって私と全然違う感覚なんだけど、詳しく教えて~!」って、普段の会話も弾むようになったな♡

まい「自分から何か発することがとっても大事MANなのかも」

まい:誰かと関係を築いたり、居場所をつくっていくためには、なんでもいいから自分から発してみることって、とっても大事MANなことなのかもって思うんです。自分が何か言えば、何か行動すれば、周りの人って考えてくれる。自分から何も言わないと「この人何考えてるんだろう」って結局中身を見て接してもらいにくいと思うんです。たくさん発言する子、言葉に出さないけど行動する子って分かりやすいじゃないですか。「じゃあ、私はどうしよう」「何か協力できるかな?」って身の振り方をみんなが考えられるし、理解してもらいやすいですよね。

相手の反応が怖いからって黙っていると、結局相手も自分のことがよく分からないから、接し方がぼやっとしちゃうと思うんです。もちろん、ぼやっとさせたままでいい関係もあるとは思うんですが。でも、一緒に考えたい!一緒に何かを成し遂げたい!っていう人や場所には、自分の気持ちを見せなきゃいけないときがあるんだなって思うんです。
荒治療でも、自分をさらけ出すことで得られるものって絶対にあると思うので。

まい「相手からの『仲良くなろうよ』っていう合図にも応えればよかったな」

まい:それに、相手からの「仲良くなろうよ」っていう合図も、ちゃんとキャッチしておけばよかったなって思うな~!トイレでお弁当食べてたOL時代の自分を振り返ると、せっかくのランチのお誘いも、“気を遣うこの時間、時給欲しいわ〜〜”って思っちゃってたし、「週末何してるの?」って聞かれても、「う~んまぁ、何もしてないですよ…」なんて適当に話しちゃったり…(笑)
自分を出してもどうせわかりあえない、って思ってしまってたんだと思います。

事務職だったこともあって、黙々と一人で作業して他の人と何かを創り上げることもなかったし、うちの会社は仕事中の雑談もほとんどないような環境だったので、ランチは唯一のコミニュケーションの機会だった。それによって仕事が円滑に進む、進まないは置いておいて、もっと単純に相手が自分に興味を持ってくれている機会を大切にできていたらよかったのかもなと、今は思います。ちゃんと話せていたら、うちの会社にこんなヤバイ人、いたの!?なんていう新たな発見もあったかもしれないですからね。そうしたら、こんなヤバイ人もいる会社、愛おしい!って愛社精神が生まれてたかも(笑)

関係を築くためには、自分からも何かしらアクションをして、相手からの「仲良くなろうよ」「あなたを知りたいです」っていう合図にも応える。当たり前のことのようだけど、なかなか難しいなって思いますね。

かおり:私がOL時代に一番お世話になった会社はなかなかハードな職場で、人目を気にする余裕もなく、がむしゃらに24時間戦ってました(笑)だからこの時も同僚は「戦友」みたいな存在で、人間関係は後々ついてくることが多かった気がしますネ。

手をヌくことなく本気でガンバルンバしてたんですけど、私、強気なくせにドジっ子で…!たとえば取引先のお客さんのところに急いで向かったら、エスカレーターからド派手に転落して流血事件を起こしたり、「ナースのお仕事」のおっちょこちょいな主人公、朝倉みたいに「益子寺~~!!!」ってパイセンによく怒鳴られてましたネ…トホホ。

最初は「何てダメ人間なんだ!」って凹んだり、変なプライドで繕ったりしていました。だけどある日ポジティブ・チンキングしたときに「気が強くてタカビーな私にとって“ドジな一面”は唯一の可愛げ…チャームポイントなのかもしれないナ☆」って自分を許してみたんです。負けを認めるみたいな感じかな。「パーフェクトでカッコイイ、キラキラしたできるナオン」にはなれないけど、人間臭くて、泥臭いままの自分でもいっか!って。そうしたら気が楽になったし、周りの人も「ドンマイ☆」って声を掛けたり助けてくれるようになったりして、一気に距離が縮まってクリビツでしたね!

まい:うんうん。きっとかおりさんは、周りの助けてくれる合図を、自然にキャッチしてきたのかもしれないね。それに、仕事を頑張るなかで、自分のドジっ子な部分も自然に相手に出せていたんじゃないかな〜。

かおり:自然体でいた方が、相手も心をクパァと開いてくれ易いのかもしれないね!バンドをやってることも認めてくれて、ありのままの自分を受け入れてくれた職場環境は本当に有難かったです。当時の同僚とは今でもマブダチ♡

でも逆に自分を全く出せなかった会社もあって!その時はどう精進しても仕事に愛情を持てず、職場に行くのもツイキ―で…そういう場合、結局日常会話も少なくなっちゃいますよね。相性もあるとは思うけど、「自分を出せるかどうか」って、その物事に君は1000%本気で挑めているかどうかも関係してる気がする!

まい「今目の前にある仕事や課題に集中してみるといいのかも」

まい:自分の熱中しているものを通してだったら、相手ともコミュニケーションもきっと取りやすくなるのかもしれないですね。

私は小さい頃から自分を出すことは苦手でしたけど、熱中したバンド活動やギターを通して世界は大きく変わりました。人間関係も変わったし、人に物怖じせず、人に興味を持てるようになった。OL時代のことを沢山話しましたけど、あの頃うまくいかなかったのは、正直、仕事に熱意を持てなかったことが、全ての原因だった気がします…

いきなり自分を分かってもらおうと思ったり、心地いい居場所を作っていくことってなかなか難しいことなのかも。投稿者さんみたいに周りにどう思われているか不安になりやすい人は、今目の前にある仕事や課題に、しっかり集中してみるといいのかもしれないね。そういうものを積み上げていく中でついてくるものが、必ずあると思います♡

かおり:うんうん!何か共通の目的に向かってガンバルンバしてみるなかで、少しずつ自分の居場所ができていくのかもしれないね。人目を気にして、ヤリたいことを躊躇しちゃったら淋しい熱帯魚!勇気100%で自分を見せてイコ♡SHOW ME、SHOW ME~♪

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