【今回のエッセイ】

退院後、学校の友達やバイト先の人に経緯を説明すると、みんな真っ先に「妊娠とか大丈夫なの」と訊いてきた。それはもう、面白いくらいの異口同音っぷりだった。

子供を産まなくても苦しくない社会を。卵管を一つ摘出して思うこと

益子寺かおり(以下かおり):投稿者さんのコラムを読みましたが、手術をした後に「妊娠とか大丈夫なの?」って真っ先に聞くのは、ナイーブな部分にいきなりズッポシ触れてる感じがしますよね…。そもそも相手が子どもが欲しいのか・欲しくないのか分からない程度の関係だとしたら、自分なら軽い気持ちでは聞けないな~。

投稿者さんのケースに限らず、「子どもはまだなの?」とか、妊娠や出産について職場の上司に言われて悩んでるみたいな話、周りでもよく聞きます。やっぱり女性に対しては「産む」ことにまつわる色んな固定概念みたいなものが、まだまだ世の中にあるのかもしれないですね。みんなメンズに対して「勃起しなくなったの?」とは聞かないのにね~、SF(少し不思議)!

まい「産むかどうかを、どちらも当然に選べる社会になるといいよね」

中尊寺まい(以下まい):私も結婚したのもあって、以前よりも聞かれる回数は増えたかも。
おじさまに「なんで産まないの?」って聞かれたら「色々あんのよ♡ ツンツン♡」って軽く返したり、茶化しちゃうかな〜(笑)
説明するとウォンビーロングなるし、軽い気持ちで聞いてるんだろうなって相手には、ちゃんと向き合いすぎると疲弊しちゃいますからね。相手も悪気があって聞いてるわけじゃないですから、頭ごなしに「あんたの考えは古いんだよ!」ってのもなんか違う。
ただ、いつの時代も産むかどうかを、どちらも当然に選べる社会であって欲しいなとは思いますね。

かおり「私は今まで、子どもを産みたいと思ったことがないんですよネ!」

かおり:100%…SO!だよね。ロンモチでベイビーが誕生することはおめでたいし素敵なこと♡だけど、出産をすべての女性が望んでいると決めつけたり、価値観を押し付けたりするのはノンノン!選択肢も幸せの形も人それぞれですからね♡
ちなみに私は今まで、子どもを産みたいと思ったことがないんですよネ!。今のところピンと来ないというか、自分がスキスキスーなことを思いっきり謳歌してたらCoCoまで来ちゃった♡

いま35歳だけど、焦りもまったくナシンコですね♡たとえばこの先、産むことが難しい年齢になったとして、それでも子どもと生涯を共にしたいと強く願う日がもし訪れたら、養子制度を考えるのもひとつの選択肢だと思っていて。生半可な気持ちじゃ、子どもを育てることはできないとわかってるぶん、自分にちゃんと意思が芽生えたタイミングで考えたいんです。
だから昔から誰に聞かれても「出産は特に考えてないな。夢中なことがあるし、自分のことで手一杯っすわ~!」って素直に答えてきましたね。世間体とかもまったく気にしない、超マイペース人間なモンで(笑)気にしてないからこそ、逆に出産の話題もウエルカムだし、ともだちんこが出産したら祝福しますヨ♡かといって、自分に子どもがいないことに対して悲観的になったことって一度もないな~!人は人、自分は自分なのでR~♪

根本的な部分って、家庭環境も影響してそうだよね。私の場合は生まれた時から両親のバトルに常に巻き込まれていたからか、家庭を作ることに対してキラキラした憧れがないんですよね~(笑)大変そう!っていう印象の方が強くて。子どもの頃ひとりで背負った経験があるぶん、ひとりっ子だと負荷をかけちゃうかも…とか、本当に自分が幸せに育ててあげられるのだろうか…とか責任重大過ぎて不安が勝る!だったら大人のメンズを調教して育てる方が向いてるって思考に(笑)母性はそこで充足してるわ♡もしも突然コウノトリが現れたら、大事MANに育てますけどねっ♡

まい「子どもを産みたい気持ち、年を重ねてだんだんわかってきましたね」

まい:この記事を読んでいて思ったんですけど、投稿者さんの周りの人の「よかったね」って言葉は“子どもを産むことが素晴らしいから”っていう意味じゃないと思うんですよね。もちろん、本当の意図は分からないけれど、投稿者さんが、今後自分で選択をできることに対しての「よかったね」なんじゃないかなって。

私自身、産むか産まないか、という話だと、若い頃はまったく子どもを産みたい気持ちはありませんでした。だけど、年を重ねてだんだんと考え方もわかってきましたね。今は産めるなら、産んでみたいな。

何事もヤってみたい、と思った時に、できる選択肢があることはありがたいことだなあって思うんです。だから、妊娠出産の話に限らず、自分に出来る可能性があるものは、なんでもヤリマン精神でヤってみたいなと思うようになりました。今はママになった友だちんこの子どもの成長に感動して泣きそうになったり、無駄にこども服売り場をウロウロしたり、ヤバイ人になってます。自分がそんな風になるなんて10年前には思ってもみなかったけど、そんなこともあるんですよ(笑)

かおり「“これがスタンダード”という風潮が世間に蔓延してるから、モヤモヤしちゃう人が多いのかな」

かおり:産むこと産まないこと、その人の生活や生き様があって、どちらも当然の選択肢なのだから、本当にそれぞれの価値観を尊重し合って生きていけたらいいですよね。

私、ベッド・インのほかに同級生の女友達5人でバンドを組んでるんですけど、結婚や出産への向き合い方も、タイミングも、本当に面白いくらいバラバラで!大学出てすぐに結婚して出産した子もいるし、二十代後半で出産した子もいる。最近出産した子もいれば、結婚も出産もまったく興味ないって子もいる。そしてどっちでもいい私。たった5人集まっただけでも、こんなに違う。人生いろいろ~女だっていろいろ咲き乱れるのぉ~♪って感じよね♡

実際はそのくらい、人生の選択は多様なものだけど、テレビやドラマなんかで刷り込まれる「出産は人生において必要なステージである」=「スタンダート」って風潮が世間に蔓延してるから、モヤモヤしたり悩んじゃう人が多いのかな。人生に正解なんてないし、産んでも産まなくても、その人自身が幸せならそれでEじゃん、Gジャン、最高じゃ~ん、って思うな♡一方で、出産を望んでいるのになかなか妊娠出来なくて悩んでいる人も周りにいるので、そういった悩みを抱えてる方々には成就を心から願うばかりですね。

まい「しんどくなったときは、女の人といっぱい話すと面白いかも」

まい:「普通」の概念、みたいな、得体が分からないけれど大きな物に対して、真正面から挑むのはパワーのいることですよね。

しんどくなったときは、女の人といっぱい話すと面白いかもしれないです。身近にいる女性たち、当たり前だけど、みんな考え方が違うから「私が一番何かに囚われてたかも」って思えるんですよ。年齢下の方から上の方まで、たくさんの女性と話せるといいですよね。
多くの女性たちと出会う場所として、やっぱり、ホステスとしてはスナックをお勧めします。
かっこいい女性のお客様も多いんですよ~!

かおり:うんうん♡私の周りにも、出産してる・してないに関わらず、超パワフルにヤリたいことを叶えて、生き生きと人生を謳歌してるお姉さまたち、たくさんいるなぁ~♡地に足ついた、強くて逞しいゲロマブな生き様を身近で感じると、ホントに勉強になるし刺激をもらえるよね!そういう人たちを見つけて話しを聞いて、いろんな価値観を知ることって大事MANかもしれない♡ハッとして、Good!な気づきがあるかもね、かもね、そうかもね~♡

ミニアルバム「ROCK」発射オーライ

踊れる〝ボディコン・ロック〟をコンセプトに掲げてきたベッド・インが、 より激しく、よりセクシーに、ロック要素を色濃く抽出したミニアルバムを完成させた! 作曲家の渡辺和紀氏、渡辺未来氏とふたりが共同制作して作りあげたベッド・イン史上最もハードなナンバー「We Are BEDIN“」や、 おギグでも大切に演奏してきた「SHOW ME POWER」をマンをジして音源化! ベッド・インの新たなるステージを予感させるオリジナル全5曲。

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