楽しいけどドキドキのない、穏やかな恋愛に不安になる
かがみよかがみとTikTokのコラボ企画。今回は特別企画のため、通常募集時の1500字程度よりも短い180~500字程度のエッセイとなります。
かがみよかがみとTikTokのコラボ企画。今回は特別企画のため、通常募集時の1500字程度よりも短い180~500字程度のエッセイとなります。
この夏、人生で初めて彼氏ができた。
告白されたときは友情だったけれど、好きになれそうと思って付き合ってみた。
はじめの1か月は恋人ごっこをしているみたいだった。
巷にあふれるカップルの真似をして、何となく恋人っぽくしていれば恋人になれるかなと思った。
誕生日を迎えて彼氏が祝ってくれた時は本当に嬉しくて、大切にされているのがわかった。
大切にしてくれる人は自分から離れてほしくない。だからその分相手も尊重するし、新鮮さを保とうと努力する。
こういう穏やかな恋愛にあこがれていたものの、少し不安になる。一緒にいると楽しいし安心だけれど、過去の片思いみたいなドキドキ感や苦しさはない。
彼に「あまり好きとか言ってくれない……」と言われてドキッとした。
私は彼に恋愛感情を持てているのだろうか。そもそも恋愛感情が何なのかわからなくなってしまった。
こういうことってありますか……?
かがみよかがみは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトにしたエッセイ投稿メディアです。
「私」が持つ違和感を持ち寄り、社会を変えるムーブメントをつくっていくことが目標です。
恋愛やキャリアなど個人的な経験と、Metooやジェンダーなどの社会的関心が混ざり合ったエッセイやコラム、インタビューを配信しています。