夜間大学に通うのが夢。夢は人生に影響を与え、努力もできるように

夢を持つことは、あなたの人生に良い影響を与える。
まず初めに、夢とは何だろう。
大辞泉ではこれに値する意味が二つあり、一つ目は将来実現させたいと思っている事柄、二つ目は現実から離れた空想や楽しい考え、と書かれていた。
一つ目の例として、子供が「将来はサッカー選手になりたい」と語る。ではなぜサッカー選手になりたいか。理由は「かっこいいから」など憧れを持つ場合が多いのではないだろうか。
なぜかっこよくなりたいのか、それは人から尊敬されたいという、人間が持つ承認欲求から来ていると私は考える。
では、なぜ夢を持つことが人生に良い影響を与えるのかを説明しよう。
私は今、夜間大学に通いたいという夢を持っている。
はたまた、なぜ夜間大学なのか。私が一般的な普通の大学に行かない理由としては、受験期に病気だったからだ。「若いうちに勉強はしておくべき」とか「努力不足だ」と言う人がいるかもしれないが、当時を考えるとそれはどうしても無理だった。
今から勉強して編入なり入学もできるが、お金・時間の面を考えて受験しないという選択を私はした。
だが、たまたま「不登校を経験してその次はフリーターになり、夜間大学に通って弁護士になり、都議会議員になった」という人の記事を見た。
衝撃が走った。彼女は高校に通わず、フリーターになっている。もはや自分よりも不遇ではないか。その時、私は彼女を心からリスペクトし、憧れを抱いた。
次に私は色々な考えが頭の中を巡り、頭の回転が早くなったような気がした。いつもより論理的にものを考えられる。
ではなぜ、そのような現象が起きたのか。
一つ目はやらなければいけないことが明確になったからだ。生きがいがなかった訳でないが、ぼーっと生きてきた私に具体的目標ができたことは、長い人生で何をしたら正解かわからない人間にとってはありがたいことではないか。
そして、二つ目の理由として、夢を持つということは自分のプライドが保たれるということなのだ。
先ほども説明した通り、夢は承認欲求から派生していて、もちろん夢が叶えば承認欲求も満たされる。それを叶えるべく努力するだけでも、この世界に存在する自己的理由になるのだ(ここで大事なのは自己的という点なので、そこは誤解しないでいただきたい)。
この世界に存在する自己的理由というのがあれば自分の自信にもつながるし、周りから認められている気分になる。
人間にとって精神が満たされていることは重要だ。ものごとを成功させるにもやる気や強い意思が必要だし、心が疲れきっているようでは何事も成し遂げることが出来ない。
人生行き詰まったと考える人は一度立ち止まって、自分は一体何がしたいのか、心の底では何を求めているのかを考えて欲しい。
そして、それを実現させるために努力することがあなたの幸せへの第一歩に繋がるはずだ。
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