復帰のあいさつをめぐり、ツイッターで反響がありました

ご無沙汰しております。かがみよかがみ編集長の伊藤あかりです。

このたび、約半年間の産休・育休から、復帰しました。

という挨拶を、今月に入って何度もしてきたのですが、そこでの上司とのやりとりをつぶやいたところ、ツイッター上で大きな反響をいただきました。

集まった声としては、産休・育休を“いただき”という表現に、「へりくだる必要ない」と言った上司への称賛。それから同僚目線で、「無意識にスルーすることで、肩身の狭い思いをさせていたのかなと反省しました」という声もありました。

一方で「いや、休むということは、誰かに仕事を肩代わりさせることになるんだから、ある程度申し訳ないと思うことが必要なのでは」という声もありました。それも、産休・育休をとる側としては、捨てられない感情でもあります。

どういう声かけをすれば、休む側が負担なく職場を離れられるのだろう?

だからこそ、次は産休・育休に送り出す側として、どのような声かけをすることが、負担なく職場を離れられるのかなと考えるようになりました。

そこで思い出したのは、産休・育休をとる前の自身のあいさつでした。
ここでも私は「すみません、すみません」とペコペコしながら「みなさんにご迷惑をおかけします。申し訳ありませんが、産休・育休をとらせていただくことになり……」とあいさつをしていました。

それを見た先輩が「『すみません』なんて言わなくていいんだよ。『行ってきます!』でいいんだよ。これからの経験や出会いが必ず戻ってきたときの仕事の糧になると思います。行ってらっしゃい♪」と声をかけてくれました。

はっとしました。「産休・育休をとる人を、なんと言って送り出し、お迎えすればいいのか問題」なんて言ってみたけれど、全然難しい問題ではないのです。
行ってらっしゃいと送り出し、おかえりなさいとお迎えする。当たり前です。

それを言ってもらえたら、休む側も“いただく”なんてへりくだりの言葉もなく、行ってきます、そして、ただいま!と気持ちよく受け止められると思うのです。

ということで、まだ少し残る社内外への「復帰しました」あいさつでは、小学1年生のように元気よく「ただいま戻りました!またよろしくお願いします!!」と叫びますので、みなさま「おかえり~」と受け止めてくれるとうれしいです。

そして、これから産休・育休をとる仲間ができた時は、元気に「行ってらっしゃい!帰ってきたらまた話聞かせてね!!!」と送り出したい。そして、大イベントを終え、また一緒に働くことができたなら「おかえり!待ってたよ~」と抱きしめたい。ましてや、へりくだる必要なんて全くない。そんな当たり前のことが、当たり前にできるように。こんな当たり前のあいさつががバズることのない社会にしたいなと思いました。

と、いうことで、改めてみんな!ただいま~!