高身長の私が「かわいい」って言ってもらいたくてやめられないこと
かがみよかがみとTikTokのコラボ企画。今回は特別企画のため、通常募集時の1500字程度よりも短い180~500字程度のエッセイとなります。
かがみよかがみとTikTokのコラボ企画。今回は特別企画のため、通常募集時の1500字程度よりも短い180~500字程度のエッセイとなります。
小学6年生の時から身長160cm以上の高身長の私は、「かわいい」よりも「綺麗」と言われることの方が多かった。服装も可愛らしい服よりも大人っぽい綺麗な服を着ることが多く、気付けばもう30手前。「かわいい」と言われる年齢は、とうに過ぎてしまった。
「綺麗」と言われたことは嬉しかったが、本当は「かわいい」と言われたかった。
そこで、私はかわいいと言ってもらえるために、身近な人に、「かわいい」と言ってもらうためにいろんな仕草をするようになった。
大好きな姉や夫のことを黙って気づくまでじーっと見つめ続ける。
時々瞬きをして、気づいてくれたらなでてと言わんばかりに顔を寄せる。そうすると、2人は私を可愛がってくれた。
すれ違いざまにギュッと抱きついてみたり、テレビを見ているときに肩をトントンとして振り向くタイミングでほっぺに指をさしたり、側から見ると鬱陶しいくらいの甘えよう。
でも、それでも「かわいい」って言ってもらいたくてやめられない。
これからも、きっとかわいいアピールをし続けるけど、許して欲しい。
かがみよかがみは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトにしたエッセイ投稿メディアです。
「私」が持つ違和感を持ち寄り、社会を変えるムーブメントをつくっていくことが目標です。
恋愛やキャリアなど個人的な経験と、Metooやジェンダーなどの社会的関心が混ざり合ったエッセイやコラム、インタビューを配信しています。