かがみよかがみでは、「女性が希望のキャリアを選択できる社会」に向けて、社会全体で取り組む機運の醸成を目指し、8月21日「女子大生の日」に向けた特集企画を開催しました。かがみよかがみを中心に、朝日新聞社が運営する6つのメディアとともにエッセイを募集しました。

今回は「AERA dot.」とのコラボテーマ「わたしの『学び』の先には」で採用されたエッセイの中から、入賞作品を鎌田倫子編集長の総評とともに発表します。大賞作品は、8月21日に実施する「女子大生の日」のイベント内にて発表します。

AERA dot.鎌田倫子編集長からの総評

一日の長がありました。それも時代を表していると感じています。人生100年時代となって、定年という概念も薄れて、「リスキリング」という言葉がにわかに色濃く意味を持ち始めている。そんな時代です。過去の「私の学び」を消化した上で、これからの人生も「学び」、未来に明るさを感じさせる作品を選びました。

◆入賞作品

①学ぶことは、「妻」「母親」という役割から離れて「私」を形作る手段(かおりん)

いつ産むのか。キャリアとライフイベントは女性にとって大きなテーマです。ハッキリ言って、全員に同じ「正解」はないでしょう。モヤモヤし、答えがでないまま、人生はすすんでいるさまを潔く文章にしたところに好感が持てました。言葉にすることで一歩が踏み出せるかもしれません。それもエッセーの可能性ですね。

②まるで実験ノートような育児記録。研究に邁進した過去の自分と今のつながり(たまき なみ)

この先どうなるのだろうと思わせる筆の運びは秀逸でした。でも、なにより響いたのは、過去を否定もせず、記憶の都合のいい書き換えもせず、経験を消化しているところです。それを言葉で表したタイトルにもセンスを感じました。

大賞作品は8月21日「女子大生の日」イベント内で発表

大賞作品は、8月21日(水)20:00から、かがみよかがみ公式Xのスペースにて、発表いたします。
みなさまのご参加お待ちしております!