私の「恋愛下手」な欠点。でも、今は自分をまるごと否定しない。

私は、つい先日21歳になったばかりの社会人です。唐突ですが、私にはずっと彼氏がいません！！

中学生の時、数ヶ月だけお付き合いをしていた方がいましたが、メールのやり取りをするだけで付き合ったといえるようなことは何もありませんでした。一緒に帰ったり、手を繋ぐこともなかったです。何とも不思議な関係でした。

今までも気になる方とデートをしたことはあったのですが、結局全て交際には至りませんでした。学生時代、気になる人にアタックしても全然ダメだったし、告白しても全然ダメでした。もうね、撃沈しまくりで私が船ならとっくに沈んでましたよ。どうせ沈むならタイタニックみたいにロマンティックな経験をしてから沈みたかった…。ロマンティックもクソもなかったです。

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学生のころ、恋愛が自己肯定感を高めてくれると思っていた…

私は過去の経験から、随分と“モテないコンプレック”に頭を悩ませてきました。周りのみんなは気づけば彼氏が出来て、女子が数人集まれば恋愛や彼氏の話。彼氏が今いるorいたことがある前提で進む会話は、この間ワンナイトをした、私にはセフレがいる、彼氏との性行為の際の話など…キスどころか手も繋いだことのない私からしたら本当についていけない話ばかり。

「私は恋愛経験がないから、みんなから下に見られているんだろうな」「みんなと違って私は子供だな」と自分を惨めに感じてしまい、辛くなることも多かったです。しかし、私は無理して彼氏が欲しいとは思わないし、“モテないコンプレック”を少しずつですが改善することが出来るようになりました。なぜなら、今までの私は恋愛をすることによって“自己肯定感”を高めようとしていたことに気づいたからです。

私の中学、高校の友人は可愛くてモテる子が多かったです。世の中には、顔が可愛い子がモテるというか、人から好かれやすいみたいな風潮が少なからずありますよね？私はいつもその子たちの側にいて、その子たちがまわりから注目されたり、次々に告白されて彼氏が出来ていく姿を見たりして「可愛くない自分のことなんて誰も好きになってくれないんだ」とコンプレックスを抱くようになりました。中学に入る前までは、容姿のコンプレックスを有難いことにあまり抱いていなかったのですが、中学に入ってから「誰が可愛い」「誰がブスだ」など男子が女子の容姿に関する話題を出すようになり、それが私にとってはすごく気になり、中学に入ってから容姿をすごく気にするようになりました。

そんな経験から、ふと私は「彼氏が出来たら誰かに認められたことになるし、自然と自己肯定感が高くなるのではないか」と思い込んでしまいました。でも、今思い返してみると私が好きだった人たちに対して、無意識に私の「彼氏作って自己肯定感高めたい！」というオーラを出していたのではないかと思っています。

大人になって少しわかった…彼氏がいるから「幸せ」とは限らない

成長して様々な人と関わっていくうちに彼氏の浮気癖でいつも悩んでる子や、彼氏に自分の容姿を馬鹿にされるのが辛い、彼氏が自分より友達の予定を優先してくるなど様々な悩みを持った人たちに会いました。彼女たちの悩みを聞いているうちに「あっ、彼氏がいるからって自己肯定感が高くなるわけでもないし、彼氏がいるからって必ず幸せってわけでもないんだな」と気づきました。

私がモテないコンプレックスをこじらせすぎている時期に、原宿系ファッションが好きなのに、当時ネット記事に載っていた“男ウケファッション”を参考にして出会いの場へ行き、おしゃべりが好きなのにわざと話さず大人しい感じを装っていたら「連絡先を交換して欲しい」という方がいて、後日その方と食事に行くことになりました。

しかし、やはり“大人しい女性”という偽りのキャラを保つのは難しかったです。どこかしらでボロが出るし、何より自分が苦しくなります。こんな苦しいなら「飾らない自分を好きになってくれる人がいるまで恋愛はいいや～」という気持ちに本気でなりました。よく友人が言ってくれた「ありのままの自分でいたほうがいいよ！」って言葉は慰めではなくて、本当なんだと思いました。