私は韓国に1年間留学し、その後韓国の航空会社の客室乗務員を約2年ほどしておりました。そこで感じた韓国女子達の“愛され強気ガール力”についてお話ししたいと思います。

私は「嫌われたくない」という思いから、言いたいことを言えずにいた

私自身、韓国に留学するまでは自分の言いたいことの50%も言えていなかったと思います。特に恋人に対しては、嫌われたくないという思いから何をするにも同意し、常にニコニコすることを心掛けていました。そうすれば相手が描く“良い彼女”でいられる、そんな風に考えていました。でも、その考えは知らぬ間にストレスとなり、その結果気付いた時には別れを告げているということも多々ありました。

しかし、私が韓国に住んでみて大きく変化したことの一つに、言いたいことを言えるようになったことです。日本語は遠回しの表現や含み言葉が多く存在しますが、韓国語はストレートな表現がとても多いです。現地で勉強していく内に、頭の中で日本語を韓国語に変換するのではなく韓国語として話すことが出来るようになったとき、私の人間性や表現の仕方が変化したように感じます。

そこで私が感じた、韓国女子達の“愛され強気ガール力”には、自分を上手く表現しつつ愛される女子になるヒントがある! と気付きました。

自分を理解し、はっきりした考えを持つことは「恋愛に限らず」大切

まず韓国の女の子は、基本的に「これしたい!」「あれしたい!」「これ食べたい!」「愛してる!」「なんで?」「会いたい!」といった感情を全て言葉にして伝えます。もちろん、嫉妬も含めた自分の気持ちも包み隠さずです。

私は、留学中に「日本人の女の子はいつもニコニコしていて、何が好きで何が嫌いかわからない」とよく韓国人の男の子に言われました。日本社会では、控えめに愛想良くニコニコしていることが美徳とされており、物事を曖昧にしたり、また嫌なことをはっきり伝えたりする場面は少ないように感じます。

しかし、恋人の前だからこそ、ありのままの自分を出して愛を深めていきたいですよね。そのためには、まず自分を知るということが大切だと思います。自分はどんな人間で、何が好きで何が嫌いなのか、はっきり考えを持つことは、恋愛に限らず大切なことです。韓国の女の子は、自分の考えをしっかり持っている人が多く、それをはっきり伝える力もあります。

ですが、ただ思ったことをそのまま伝えることが良い訳ではなく、“伝え方”も非常に大切であると思います。話し方、相手を思いやる気持ちに、自分の思いをバランス良く乗せて伝えることです。これらを意識することで、相手も理解しようと寄り添ってくれると思いますし、何より信頼が深まると思います。韓国の女の子の口調は、やや強めなので、そこは参考にしませんでした(言い方、言葉遣いは本当に大切です)。

周囲に遠慮するより、自分が「居心地の良い」空間を作るのも大切

二つ目は、ありのままの自分でいること。日本では、派手にスキンシップをしたり、人前で化粧を直したりするのは、“あまりよくない”という曖昧な無言の圧力のようなものが多く存在します。

しかし、二人の大切で幸せな時間を過ごす上で、そんなものは関係ないと思います。触れたければ、人前でスキンシップをしても良いと思いますし、彼の前でリップを直しても良いし、食べた後に口に何か付いていたら「付いてるよ~!」と可愛く言い合ったら良いと思います。韓国では、そういった家族のような微笑ましいカップルを沢山見てきました。そんな居心地の良い空間を作るのも大切だと思います。

大きくまとめてこの二つが、私が韓国に住んで感じた韓国女子がちょっぴり強め、かつ愛される秘訣なのではないかと思います。

もちろん「国籍関係ないよ!」という考えもあると思います。ただ、環境や言語によって違うことも事実で、少しでもいろんな要素を取り入れてハッピーな恋愛をしようというのが私のモットーです。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。