私は昨年3年お付き合いしていた韓国人の彼氏に別れを告げました。
正直コロナがなければ別れていなかっただろうし、遠距離じゃなければ別れていなかっただろうと思います。

しかし、別れを選んだ私の決断についてお話したいと思います。

頭の中ではまだ早いと分かっていても結婚を求めていた

元々遠距離から始まった恋愛だったので、1ヶ月に1回会えれば良い方でした。
彼は連絡がまめで、愛情表現もとてもストレートで、いつも近くにいるようでした。
人としても凄く尊敬していたし、とても愛情深い人だったので、「こんな人と結婚したら幸せだろうな」と思う毎日でした。

そんな日々が少しずつ変わり始めたのは、私の結婚願望にあると思います。

私は前職で客室乗務員をしていました。やりたかった仕事であり、大好きな彼もいて、幸せな日々を過ごしていたのですが、同時に長くは出来ない仕事だと感じていました。

そこで次のステップとして、私は彼との結婚を求める様になります。
私自身、頭の中では結婚と言うものは一人で出来るものではないし、韓国で、彼の年齢ではまだ早いと言われていたのも分かっているつもりでした。
ただ、今思うと焦りや急ぐ気持ちがあったのは確かです。そんな中で、その彼と結婚をしたら私が韓国に嫁がなければいけないこと、彼のご両親に何度かお会いする中で、きっと私はこのお家に嫁いだら、日本人嫁としてではなく、韓国人嫁のように生きていかなければならないことを悟りました。

そんな中で多くの迷いが生じながらも、私は彼を愛していましたし、別れる決断は出来ないだろう、覚悟するしかないだろうと思っていました。
そして彼とも何度か話す中で、彼から「2年後に結婚しよう!」という具体的な数字が出てきたことで私の中でも「2年なら待とう!この人よりも良い人にはもう出会えないだろう」と感じ、待つことを心に決めました。

コロナ禍で先の見えない不安 別れることを決意した

そんな中…新型コロナが猛威をふるい、会えない日々、会える見込みもない日々が始まりました。

半年程度は連絡やテレビ電話で気持ちを埋めることが出来ていましたが、先の見えない不安に駆られ始めた頃、電話中に何気なく私が「私たちって2年後に結婚するんだよね?」と聞いたところ、彼が「うーん、3年かかるんじゃないかな」と答えた時、私の中の色んな気持ちが崩れる音がしました。

私は正直嘘でも「2年後にはしよう!」と力強く言ってほしかったのに、まだ伸びるの…?もう私の気持ちはどこに持っていったらいいの…?3年後ってことはもう29歳、子供を産んだら30歳越えちゃうよ…と言葉にならない私の気持ちが溢れ、その日は一旦電話を終えました。

そして別れることを決意しました。

責任を持って、私が自分の人生を歩むしかないと覚悟を決めた

人としては凄く大好きで、正直別れたくなくて、でも会えないことはお互いの色んな思いや気持ちを埋めることが出来ない。
例え、待って、待って、結婚が出来たとしても、知り合いも誰もいない土地に彼だけを信じて嫁いで、私は後悔しないだろうか?と何度も考えました。
後悔するか、しないかは分からない。でも彼を信じる気持ちが私の中で欠如してしまった今、もう別れることがきっと正しい。
そして正しかったと言えるように責任を持って、私が自分の人生を歩むしかないと覚悟を決めました。

そして私も彼も泣きながら電話でお別れをしました。
好きなのに別れると言う決断が理解出来なかった私でしたが、人生には感情だけでは解決の出来ないこともあるんだと教えてくれました。

今は新しい彼ができ、幸せな日々を送っています。
やはり近くにいてくれることの安心感、幸福感は大切で、今ある幸せを大切にしようと思います。

コロナ禍が続く中で、何が起こるか分からないことを誰もが感じた1年だったと思います。
出逢いや別れも然り、目まぐるしく変わる日々の中で、目の前にある自分が大切にしたいことや人を大事にしようと強く感じました。
そして、結婚に固執せず、その人を大事にした先に結婚という未来があれば良いなという風に考えるようになりました。