結婚は、したい。
キャリアは、緩急はつけても、絶対に諦めたくない。
(結婚とキャリアを天秤にかけてしまう自分は、やはり無意識的に日本の女性像を意識しているのかと思うと、やるせない気持ちになる。)
子育ては、今はわからない。妊活するときに考える。
2年に1回地方へ転勤をする私にとっての、理想的な夫の条件は
私は公務員の総合職で、2年前後で必ず異動がある。
地方と東京を2年毎に転勤することになる。(東京内のポスト異動もあり、生涯居住年数では、東京:地方=1:1らしいが、実際、個人がどのようなキャリアを形成するのかは、全く読めない。)
1年目の歓迎会で、40代の女性上司からアドバイスを受けた。
「結婚は、実家が東京にある男性とすべきよ。東京ならポストもたくさんあるから、子育て中でもキャリアアップをそんなに諦めなくて済むし、相手の実家が東京にあれば子育てで頼りやすいわよ。私は義実家に本当に助けられた。」
私の実家は中国地方なので、実両親はほぼ頼れない。そうか、東京出身の人か。
男性社会であるこの職場で、よくあったのが、結婚と同時に妻は専業主婦になり、夫の異動とともに家族で引っ越しを繰り返す、いわゆる転勤族になるパターンだ。
あるいは、関東圏に住まいを持ち、夫は単身赴任する。
私に当てはめるとどうなるだろう。
専業主夫はいただけない。このご時世、一人で家計を支えるのはリスクがある。スキルがあり職があるなら、それをお互い活かすべきだ。
また、夫婦それぞれ別のコミュニティがある方が、楽しく暮らせると思う(元々、私はいくつかのコミュニティがないとやっていけない質で、一人の時間も十分欲しい)。
拠点を関東にして夫は地元付きの仕事をそこでできるのなら、それはやっていけそうだ。
夫も転勤族だったら…?別居婚か。私は週一か隔週会えればそれでいいから、やっていけそう。妹に別居婚でもアリかなっていう話をしたらかなり反発されたけど。
子供ができたら、どちらかの引っ越しに子供を合わせることになるだろうか。夫婦のどちらかが常に東京に居られればずっと東京の学校に通わせられるけど、世の中そう甘くはない。
「子育てでキャリアのレールから降りる」私も子育で仕事を諦めなければならないのか
子育てのため、都外の転勤を避け、かつ仕事を抑えていたある女性上司について、ある男性が「彼女は今、子育てでキャリアのレールから降りている」と言っているのを聞いた。
彼女は、一時的に子育てと仕事を両立する選択をしたと思うのだが、一度、レールから降りると、仕事でやりたかったことをどれほど諦めなければならなくなるのだろうか。
私も身をもって知るしかないのだろうか。
身の回りでは、結婚第三波がきている。
幸せそうな報告やアップされた写真を見ると、羨ましくはなるのだが、焦れば焦るほど、後悔する確率も高くなりそうで、今は仕事に邁進しているのが現状だ。
なんてったて、キャリアを諦めないようにするだけで、こんなに条件があるのだから。
「恋愛と結婚は違う」のか「結婚は好きな人とするもの」なのか
昔は、結婚は好きな人とするものだと思っていた。
誰かを好きになり、一緒にいたいと思うようになり、喜びや悲しみを共有したいと思うようになり、結婚しようとなるのだと思っていた。今でもそう思っている。
でも、いいなと思った人がいて、相手も好意を抱いてくれていても、その先、結婚を考えると、「違うな」と二の足を踏んでしまう。
その時、一緒にいて心地いいと感じても、考えれば考えるほど、それはその時の自分が感じていることであって、本質的に求めているものではないと結論づけてしまう。
「恋愛と結婚は違う」という人もいれば「結婚は好きな人とするものだ」という人もいる。私は今のところ後者だと思っているので、まずは、好きな人を作るところから始めなければならない。
いや、結婚できる人から好きな人を作る方が良いのか。うん、その方が自分が傷付かなくて良いかも。
こうやって考えれば考えるほど、私が結婚から遠のく感じがする。