仕事に追われる毎日。そんな繰り返しの日々の唯一の希望は休日だ

仕事で繁忙期の私はひどい。
毎日毎日難題に頭をフル回転させて、いかに上司や外部関係者を説得させられるか?どうすれば最良の結果に持っていけるか?を考えてあらゆる業務に勤しむ。
気づいたらトイレにもろくに行けていないし、水分も取れていないこともしばしば。

残業して退勤し、外で夜ご飯を適当に済ませる。帰る頃にはもうくたくたで、かろうじて化粧は落とすものの、床に寝転がったら最後。最近取り替えたふわふわなカーペットのおかげ(?)で、気づかないうちに入眠してしまっている。
翌朝慌ててシャワーを浴びて出勤して、また忙しい一日。その繰り返し。

すごく遅くまで働いているわけじゃないけど、なんだかプライベートまで仕事に侵食されている気持ち。
追い込まれているときに「元気?」なんて聞かれようもんなら、冗談風に「死にそう!」と答えるも実際は半分本気。そんな日々を送っているときの私の唯一の希望は「休日」だ。

ご自愛に勤しむ休日。自分を元気にするメソッドをいくつか持っておく

平日は働いているか倒れているかのどっちかだから、休日はとにかく「ご自愛」に勤しむ。私は私をご機嫌にする方法を知っている。
とにかく自分を労わること。これに尽きる。

月に1回は全身アロマリンパマッサージに行って、デスクワークで凝り固まった身体をほぐす。身体と心は繋がっているとはよく言ったもので、身体がほぐれると心も緩まる感じがする。
また別の日には、ネイルサロンに行く。大袈裟でなく、爪が綺麗じゃないと仕事ができない。どれだけ仕事に追われて心が荒んでいても、パソコンを打つ手元が視界に入って爪が可愛いってだけで「きゅん」とできてちょっと前向きになれる。

気の合う担当のネイリストさんとここ1ヶ月の近況をお話ししながら、どんどん彩られていく爪を眺める時間は至福以外の何者でもない。

あとは美容院。最近はイヤリングカラーデビューした。かわいい自分づくりの手助けをしてもらうことは、見た目もさることながらマインドも急上昇。

平日の疲れで出かけるのも億劫な日や雨の日は、家に引きこもってひたすら床と平行になっている。
でも寝ているだけじゃないのがポイント。好きなドラマを見てワクワクしたり、気になっていた本や雑誌をkindleで眺めて脳と心を癒す。好きな時間に昼寝したっていいし、気分のいい日は、Youtubeのヨガチャンネルを見ながら朝ヨガも昼ヨガもやっちゃう。

コロナ禍でひとり遊びがかなり上達して、ひとりでもこれだけご自愛に勤しめるけど、やっぱりたまには気の置けない友達とだらだらおしゃべりしたい。美味しいご飯とお酒をお供にくだらない話や真剣な話をするのは一番の心の栄養になる。

忙しい日々の中でも、たまには自分の「好き」で自分を囲ってあげよう

勉強、仕事、人間関係、SNS……。
世の中、良くも悪くも外部からの刺激が多すぎる。避けようとしても自ずと入ってくるいろんな刺激で、自分でも気づかないうちに身体も心も疲弊してしまっている。
だから意図的に自分で自分に栄養をあげないといけない。良い刺激だけをあえて選びとって自分に与えてあげる。「自分で」というところがポイント。

いつだか体調を崩して、「明日の事業、私が担当なのに……」と罪悪感に押しつぶされそうになっていたときに、上司に言われた言葉で今も印象に残っているものがある。

「仕事はいる人がやればいいの。でも体調管理は自分にしかできないのよ。ちゃんと休んで治し切って、ちゃんと元気になってからまた働いて」

誰かひとりいないことで事業が回らないなんてことがあれば、組織として問題がある。よく考えたら当たり前のことだけど、まだ新人だった私には目から鱗だった。
同時に、無意識ながら「自分にしかできない」と思っていたことに気づいて、とんだ自惚れだなと恥ずかしくなった。

「体調管理は自分にしかできない。」
これは心身ともに言えることだと思う。このときから「自分をめいっぱい大事にすること」に前向きになれた。

忙しい日々の中でも、たまには自分の好きなモノ・コトだけ摂取する余白をつくってあげよう。自分を元気に保ってはじめて、周りを気遣う余裕が出て人に優しくなれる。
コロナ禍もあって、さらに目まぐるしく移り変わる世の中。みなさん、ご自愛しましょうね。もちろん私も。