大好きだった彼氏が先輩と浮気した。
そして私は捨てられた。
周りの皆は、1番の復讐は私自身が幸せになることだと言った。
だから私は彼らより地位を得て、お金を稼いで、華々しい生活を送る為に、必死に努力した。
私の方が絶対幸せになってやるんだ。
そんな一心だった。

けれど、私が幸せな日も私が不幸な日も、彼らはいつも笑っている。
そもそも、縁が切れた人間の幸も不幸も眼中にないのだ。
皆もきっと分かっていた。
だから私は幸せにならないといけない。
ただ、自分自身の為に。