結婚・出産を勧める母へ。子どもの私に何と言っていた?
かがみよかがみとTikTokのコラボ企画。今回は特別企画のため、通常募集時の1500字程度よりも短い180~500字程度のエッセイとなります。
かがみよかがみとTikTokのコラボ企画。今回は特別企画のため、通常募集時の1500字程度よりも短い180~500字程度のエッセイとなります。
「結婚はいい」「結婚は絶対すべき」と言う母。
「色々あったけど、子供は産むべきよ」とも。
最近は、母と何の話をしても、オチが結婚するべき、という方向にまとめられる。
でもね、お母さん。
私はあなたを見ていると、結婚が本当に良いものって信じられない。
子供の頃、毎日のように父の愚痴を言い、悪者扱いしていたじゃない。
離婚したいけど、お金や子供の事があるから。一度あなたを養子に出すか悩んだけど、結局出さなかった、なんて話すらあけすけに。
私はもう気づいてる。あなたが本当に「結婚はいい」と思っている訳じゃない。
私にも結婚をさせて、「結婚してよかった」と言わせることで、結婚した自分の人生を肯定しようとしていることに。
かつて「私もされたから」「あなたのためだから」という理由を建前に、私の本や宝物のぬいぐるみを私の目の前でゴミ箱に入れた時のように。
母は、自分が強要されてきた事を、私にも押しつけようとしている。
お母さん、本当に、結婚して幸せになれましたか。
私を産んで、本当に良かったですか。
「結婚はいい」って、どうしたら信じられますか。
かがみよかがみは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトにしたエッセイ投稿メディアです。
「私」が持つ違和感を持ち寄り、社会を変えるムーブメントをつくっていくことが目標です。
恋愛やキャリアなど個人的な経験と、Metooやジェンダーなどの社会的関心が混ざり合ったエッセイやコラム、インタビューを配信しています。