私が初めて「かがみよかがみ」にエッセイを投稿してから、約1ヶ月が経ちました。私は、コロナ解雇を機にWEBライティングの勉強を始め、少しずつではありますが、収入を得られるようになってきています。
きっかけはライターとしての「腕試し」という軽い気持ちで応募
「かがみよかがみ」にエッセイを投稿しようと思ったきっかけは、ライターとしての「腕試し」で、ライティングの練習の場になれば良いな、という軽い気持ちでした。
過去の出来事を振り返ったり、今自分が思っていることをありのままに書いたりしています。完全な「自己満」で書いています。なので、まさかサイトに掲載していただけるとは思ってもみませんでした。
そして、Twitterで「エッセイを書きました」とツイートすると、リツイートやいいね、コメントを思ったよりも多くいただいたことに驚いたのと同時に、とても嬉しく思いました。そして、「私と同じような経験をして、悩みもがいている人達が大勢いる」ということを知りました。
また、「かがみよかがみ」の編集部の方々からいただく、フィードバックとコメントも、とても嬉しいものばかりです。特に「多くの人が共感するエッセイだと思います」というコメントをいただけるなんて、今まで全く想像していませんでした。
私が書いた拙い文章に共感してくれる人達がいることなど、これまで考えたことがありませんでした。なので、最近はエッセイを書く中で「どれくらいの人達が共感してくれて、リアクションをくれるんだろう」と考えるようになりました。それがモチベーションにもなっていますし、より良いエッセイを書きたいという原動力になっています。
過去と向き合ってエッセイを書くうちに、少しずつ気持ちが前向きに
これまで、ジャンルを問わず、私がその時書きたいと思ったテーマでエッセイを書いてきました。その中でも、「適応障害」や「休職」、「退職」をテーマに書いたエッセイは、私自身の気持ちに変化を与えていると思います。
私は、新卒2年目の秋に適応障害と診断され、3年目の秋に突然会社に行けなくなってしまい、そのまま休職期間を経て退職しました。その経験は、私にとって「思い出したくない経験」でした。そして、新卒で入社してから退職するまでの期間の全てが、私にとって「嫌な思い出」になっていました。
無意識に、社会人生活の「良い思い出」も含めて、全て心に蓋をして、もう2度と社会人生活の思い出が溢れ出てこないようにしていたのかもしれません。ですが、「かがみよかがみ」というサイトと出会い、過去と向き合いながらエッセイを書いて投稿していくうちに、少しずつ気持ちが前向きになっていき、過去の嫌な思い出も少しずつ受け入れることができるようになった気がします。
エッセイを書く時は、思っていることを一気にバーっと書いて、最後に何度か見直しをしているのですが、ある時、修正をして読み返した時に「一つのストーリー」になっていることに気づきました。書き終わった後に「私の人生に、こんなすごい(良くも悪くも)ストーリーがあったんだ!乗り越えた私ってすごくない?」と心の中で自分を褒めることができるようになった気がします。
エッセイを送信すると、何だかちょっとだけ自分のことが好きになれる
エッセイを書き切って、送信すると、何だかちょっとだけ自分のことが好きになれるような気がします。そして、編集部の方々が、フィードバックのコメントを送ってくださり、タイトルや小見出しを最終的に決めてくださり、素敵な画像とともにサイトに公開してくださることで、私のエッセイに彩を与えてくださっていると思っています。
新卒で入社した会社を休職して、今年の9月でちょうど2年経ちました。2年経って、こうしてエッセイにすることで、自分の過去を受入れることができるようになったと思います。
嫌な思い出だけではなく、仕事と真剣に向き合っていた時の情熱、仕事中にかけてもらった誰かの温かい言葉や何気ない優しさ、思わず笑ってしまうような楽しい思い出も確かにあったことに気づきました。そのような思い出も、今後はエッセイにしていければ良いなと思っています。
私のエッセイを読んでくださる全ての皆様、そして、心が温かくなるようなコメントをくださる編集部の方々、いつも本当にありがとうございます。これからも、読んでくださる皆様に、少しでも「明日も生きてみようかな」と、ほんのちょっとでも心がほっとするようなエッセイを書いていきたいと思っています。
これからもよろしくお願いします。