「やるぞ!」という気持ちは、なぜ家に帰ると失せるのか

かがみよかがみとTikTokのコラボ企画。今回は特別企画のため、通常募集時の1500字程度よりも短い180~500字程度のエッセイとなります。
かがみよかがみとTikTokのコラボ企画。今回は特別企画のため、通常募集時の1500字程度よりも短い180~500字程度のエッセイとなります。
高校生の頃からの疑問。
なぜ学校から帰っている時は勉強する気満々なのに、家に着いた途端やる気が失せるのか。
大学から帰るバスの中、「絶対明日のプレゼンの準備する」と心に決める。
地頭がいいと自負する自分でも、前日となれば危機感を覚える。
「よし!やるぞ!」なんて意気揚々とバスを降りる。
しかし玄関を開けて荷物を置いたら、そのまま布団にダイブ。
さっきのモチベはどこへやら。
「布団が私を離さないのが悪い」なんて支離滅裂なことを自分に言って聞かせる始末だ。
「夜ご飯の後やる」と決めるが、そんなもの守れるわけない。
「満腹だから少し休憩」と言っていたらもう夜中。
「早起きしよう」と朝5時から15分刻みでアラームをかける。
起きたら8時。
話が違うじゃないか、過去の自分よ。
「私頭いいから大丈夫!」と自分を鼓舞しながら12時半からのプレゼン準備をする。
プレゼンは事なきを得たが、「次からは真面目にやろう」と反省する。
「今週末のレポート、今日から始めよう」
また意気揚々とバスに乗った私は、同じことを繰り返す。
なぜ学校から帰っている時は勉強する気満々なのに、家に着いた途端やる気が失せるのか。
かれこれ5年経つが、未だに答えは出ない。
かがみよかがみは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトにしたエッセイ投稿メディアです。
「私」が持つ違和感を持ち寄り、社会を変えるムーブメントをつくっていくことが目標です。
恋愛やキャリアなど個人的な経験と、Metooやジェンダーなどの社会的関心が混ざり合ったエッセイやコラム、インタビューを配信しています。