パニック障害闘病中、はたまたパニック障害ってなんだろう。
そう思い、こちらのエッセイに目を通してくださる皆様へパニック障害について、より知っていただけれたらと思います。
私自身、かれこれ3年は投薬治療を行なっているパニック障害患者だ。
未だに発作が起こる日々と闘っている。

突然起こる発作。いつまで続くのか、死ぬのではないかという恐怖

パニック障害とは、実は脳が誤作動を起こしている状態である。
脳の誤作動により、発作が起こる。人により様々だが、過呼吸、吐き気、動悸、冷や汗。体の不調とは全く関係のないにも関わらず出る。
人が多い時に出たり、自宅で不安を感じた時に出たり。予期不安によってもたらされる事が多い。その為、治療中の人は抗不安薬を飲む。突然起こる事だってある。

私たち患者にとって大切なことは起こった時どうするかだと考えている。アロマを嗅いだり時計の秒針と共に呼吸を整えたり深呼吸したり。

発作の最中はいつまで続くのか、死ぬのではないかという恐怖に駆られる。だが、実際死ぬことはない。そのことは患者自身良く理解しているが、起こった時はどうしようもなく怖いのだ。

10人に1人は経験すると言われているパニック発作。私だけではない

私はこの病気を通して、精神病をたくさん調べた。
自分の知らない知識が増え、表向きでは現れない精神病の辛さを改めて思い知ることになる。
こんなにもたくさんの人が苦しんでいる。私だけではない。
死ぬかもしれない病気と闘う方がよっぽど恐ろしいに違いない。私は弱いのか?怠け者なのか?言い訳しているのか?
自分を責めたり、つらくて泣く日々もある。しかし、その疑問全ては実は違うのである。

パニック発作も、今や10人に1人は経験すると言われている。
決して弱いわけではない。まず患者の皆様にこれは理解していただきたい。
人より少し繊細で真面目で、優しいだけなのだ。私は自分ではそうだとは思わないが、そう言われる。自分の病気よりまず他人の痛みやつらさを聞く。

でもそればかりでは解決しない。
パニック障害の人は無理をする傾向にある。無理をせず、しっかり休息をとり、自分を褒めてあげてほしい。

私は今日もよく発作を乗り越えた。外に出れた。良くやった。と褒めるようになってから、気が楽になった。
できることを少しずつ。治った時に、支えてくれた全ての人に恩返しを。

共有し、支え合い、少しでもたくさんの人を笑顔に。私も闘い続ける

必ずよくなる。そう信じている。私自身、ひどい山場を2回もくぐり抜けている。
自分は強いんだ。
パニック患者の方、皆にそう思ってほしい。
つらいのは今後楽しい事がある兆候であり、パニック障害になったことにより、他人の痛みやつらさをより理解できる人間になっていることは素晴らしいのだ。

治った時、そういう方々を次は私が支えたい。
そういう思いから、私はカウンセリングの勉強とブログをすることに決めた。

人は支え合っていくものである。
決して1人だけで乗り越えられることばかりではない。
なので周りも気づき、助けてあげてほしい。

共有し、支え合い、少しでもたくさんの人を笑顔に。たくさんの人の力に。
これをモットーに、今後は私も闘い続ける。