私は今年、できるだけ人と関わることを宣言します。
コロナ禍によってできるだけ、人と会わないようにと言われ、趣味や授業、自分の行動を自分だけで完結できることを増やしてきた。

「一人でもできることが多い」。コロナ禍のおかげで実感

それは外で学校へ行くのが当たり前だった私にとってはとてもいい経験になり、コロナ禍でなければ、私は苦手だった料理や洋裁を始めたり、好きだけど難しそうだと感じていた文章を書いてみようなんて思ったりしなかっただろう。

オンラインの授業は最初、不便だと思ったものの、講義の授業はほとんど変わらず、学校に行く時間や空きコマの自由時間が増えて、家事の時間も取れるようになった。外で習う代わりに本を買って、カメラや裁縫を練習するようになった。

なかなか思うようにいかなくても投げ出さなかった、この忍耐力はきっとコロナ禍のおかげだと思う。少しずつできるようになってくるいろいろなことに、「あ、私けっこう一人でもできること多いんじゃないか」そう、思い始めていた。

人と関わることでしか得られないものがあると思い出した

そんな去年の終わり、私は、オンラインのライターの仕事でミスをした。
すごくショックを受けた。その時、社員の方からアドバイスを頂いた。それは少し厳しかったけど、コロナ前では当たり前だった久しぶりの人から受けた刺激だった。
と同時に、一人で完結してしまうことで知らず知らずのうちにゆるくなっていたこと、一人でもできることが多いと思っていた自分に反省し、自分の世界で完結してしまうことの危うさを学んだ。
家で自分一人で何かをやることは自由度が高く、とても快適だったけれど、人と関わることでしか得られないこと、できないことがあると思い出した。

今年も少しずつコロナが増え始めている。去年に引き続き、自粛や活動制限を強いられてしまうかもしれないが、できるだけ、人と人との繋がりを大切にしていきたい。
例えば大学。大学4年生になるので、学校に行く機会は減ると思うが、ゼミや友人、先生とできるだけたくさん話したい。卒論でもたくさん悩んで、いろいろな人の意見を聞いて、納得できるものを学生最後の集大成としてまとめたい。

世界を何倍も広げられるように、人と関わっていきたい

例えば学外の活動。学外では今年の目標を考えるきっかけとなったライターのアルバイトやオンラインのコミュニティ活動にもたくさん参加したい。社会人の方の考え方、価値観、色んなことを学んで吸収したい。

聞くだけではなく、自分で発信することで、リアクションを得ながらトライ&エラーをしたい。注意や指摘を受けるのはいつも怖いけど、それがきっかけで気付けることも多いと知ったから、ありがたく受け取ろう。

今まで一人でやってきたことをできるだけ多くの人に発信して、共有しよう。一人でできると思っていた世界をきっと何倍も広げられると思う。
もしコロナで直接人と会える機会が来なくても、コロナがきっかけでオンラインが急速に発達したのだ。直接会えなくても、人とたくさん関わる方法は増えている。一人では得られないこと、成しえない経験を積み重ねたい。