躁うつ病で飲んでいる睡眠薬を服用しても、全然寝られず
私は双極性障害の1型という精神疾患を持っている。
いわゆる、躁うつ病だ。
躁うつ病にはみんなのイメージしやすい、気分の落ち込みが激しい「鬱状態」と、ハイテンションになって突拍子もないことをしてしまったり気が大きくなってしまうなどの状態をうむ「そう状態」が、波のように交互に襲ってくる心の病気だ。
私はその病気と診断されてもうすぐ1年半になるが、今年の1月から2月にかけて、そう状態のピークが来て、全然眠れなくなってしまった。
きっかけはおそらく妹夫婦の存在だろう。
結構他人のことを気にするような私は、既婚の妹夫婦が家に泊まりにくることでさえ神経を無駄にすり減らす。
今年の年末年始は小さい時からの恒例行事だった、岩手にある母方の実家に初めて妹の旦那が一緒に来ていたもんだから、帰ってきてからも食事や寝るということも数日は同じ家で過ごすことになり、そのときに、躁うつ病で寝れない状態を抑えるために飲んでいる睡眠薬をいつも通り服用していても、全然寝れなかったのだ。
他人である妹の夫に対して、気を遣いすぎてしまった
そのとき一緒にいたメンバーは両親・妹夫婦・自分の合計5人なのだが、そのメンバーの中で一番早く自室にこもって日付が変わる前後には寝たのにも関わらず、起きたのは夜中の3時頃。そこから何度も寝ようと試みて目をつぶってみるも、時計は無慈悲にも全然進んでくれなかった。
結局その日は5時くらいには起きて、6時に外出して大好きなコンビニのカフェラテを飲み、7時にマックへ行って朝マックを堪能するという、誰も家族が起きていない時だからこその過ごし方をしていた。
私のあとに起きてきた父親に、「箱根駅伝やっているから早く戻ってこい」とLINEが届いたので仕方なく戻ったのだが。
その日はそのように過ごしたものの、そこから数日後、また妹夫婦が泊まりに来てから私は1ヶ月、眠れなくなってしまった。
きっと、この2回の宿泊で気疲れであったり、正直他人である妹の旦那に対して気を遣いすぎてしまったがゆえに、後にダメージがきてしまったのだと思う。
このときの生活パターンといったら、睡眠薬を飲んでいるにも関わらず2時に目が覚め、引き続き眠ることを試みるも3時にはまた目が覚めてしまう。
もう寝ることを諦めた私はリビングに拠点を移し、パソコンを立ち上げて個人的に関わっているイベントのnoteを更新したり、Facebookを眺め、眠くなったらカーペットに横になり仮眠をとる。そしてまた目が覚めたら同じことの繰り返しをして、母親が大体起きてくる6時を迎えるということをしていた。
そして6時半になったらラジオをつけて母親と一緒にラジオ体操をするというのがその1ヶ月のルーティーンであった。
当時はまだ、今の書店バイトへの採用が決まっておらず、家に居ることも多かったので、早く起きすぎた分昼寝をして時間を潰す、なんてことも割とザラにあった。
薬に頼らず、決まった時間に寝て決まった時間に起きたい
流石にこの状況は私もしんどかったので、その状態が続いてからの通院で相談したところ、「早朝覚醒」という状態であることを主治医に言われた。
そして睡眠薬を調節しても良いという言葉のもと、過去に飲んだことのある薬で強めの薬を処方された。
その処方をされてから3ヶ月、今は長めに寝ることができるようになり、アルバイトや車の運転にも影響がなく過ごせている。
でも、今考えるとその1月から2月にかけてのそう状態のピークで寝れなかったのはなんでだったのだろうと、ぼんやりは考えられるが、直接的な理由は考えられない。
他人に気を遣い過ぎた結果、緊張状態がずっと自分の中で続いていたから、夜眠れなかったのかな?と思う。
正直、私は薬に頼らず決まった時間に寝て、決まった時間に起きたい。
でも、この病気のせいで時折眠れない日が続いてしまい、体調を崩してアルバイトに支障をきたしてしまったり、慣れ親しんだ睡眠薬から別のものに変わったりと、変化が起きてしまったことから、睡眠薬が手放せなくなってしまった。
今でも睡眠薬を飲まずに夜寝てしまったときは、しっかり眠れず早朝覚醒をしてしまう時もある。
本当は早朝覚醒することなく、しっかり決まった時間に起きられたら最高なのだが、そんな日が簡単にくるとは思ってはいない。
ゆっくり、確実に薬と向き合って、いつかは睡眠薬から卒業して普通に寝られればいいなと思う。