値上げに次ぐ値上げ。ニュースでは、皆困っていると報じているが、我が家はそんなのどこ吹く風である。むしろこの値上げはなるべくしてなったものだから、世の中が正しい方向へ向かっているとすら考えている。
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もともとものを多く買わないから、単価が上がってもそこまで打撃を受けないことに加え、幸い野菜などは、近所の方や知り合いの方から育てたものを頂くことが多いからだろう。いつも旬の野菜が冷蔵庫にたっぷりある。だからこんなことを言えているという面はあるけれど、家計簿をつけて気がついたが、それがなくても我が家の家計は問題ない。
今まであまりに食品をはじめ、多くのものが安すぎたのだ。安いからどんどん捨てても売り切れを出さないシステムになっているし、皆罪悪感少なく捨てられていたのだと思う。ものに対して適正な対価が支払われるのは当然のことと思えば、この値上げは正当なものだ。
とはいえ、生活が苦しい人も多いだろう。ここで我が家の節約方法をご紹介する。
第一に食費。自炊をするのが一番安上がりだが、それが出来ていれば誰も苦労しない。そこで自炊以外の節約方法はというと、やはり廃棄物を出さないことだ。食べきれる量だけ買う。おつとめ品は、まずはその日に使いきるつもりで選び、他の食材も2〜3日で使いきれるよう購入する。レトルトだっていつまでも置いておけばダメになるから、一度家の食糧庫を整理してみてもいいかもしれない。
次に光熱費。これは何より、早寝早起きをすること。そして出来るだけ家族が同じ部屋で過ごすことだ。私もあまり早寝早起きは得意ではないけれど、これが一番だ。
そして娯楽費。意外だと思われるかもしれないけれど、いっそ高いものを買った方がいいと我が家ではずっと言われている。もちもよいし、満足感から、たくさん買おうという気にならないのだ。実はかなりおすすめの方法である。
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頑張れるなら、もっともっと節約する方法はある。でもいきなりきついことを言われたって、やる気になれない。
例えば、便利だが耐久性では劣るプラスチック製品の使用は極力避けるとか、修繕出来るものはするとか、基本的に自炊の生活をするとか、まぁ安くは済むし、楽しく実行できる人はいいけど、それでストレスを溜めちゃ仕方ない。
まぁ正直に言うと、ガラスの空き瓶を溜めていろんなことに使い、鞄も服も直して、味噌汁とご飯が中心のシンプルなご飯の日もある生活は、とても楽しいんだけど、なかなかこの楽しさは伝わらないとも思う。
お金がないと感じる生活は、最初は苦しい。周りと比べて惨めになることもある。でも、比べる必要なんかないのだ。私なりの楽しみを、この中から見つければいいだけだ。
円安に戦争にコロナが乗っかって、この不況がいつまで続くかわからない。それでも乗り越えるしかない。長期戦になるだろうから、出来るだけ楽しく乗り越えよう。私も節約がしんどいと思う時期はあったけど、無理のない節約は、続けているうちに楽しくなってくるから不思議だ。とりあえず試してみて、この環境の中でも出来るだけ自分にとって心地の良い生活を目指してもらいたい。