【厳選】コンプレックスだった私の体に「価値」を持たせた、だれかの視線…8月に読まれたエッセイ

大きな胸が私のコンプレックスだった。胸が強調された服を着る子に、友人たちは「うざい」と毒を吐いていた。しかし、一人が言った「大きな胸は武器」という言葉が、私の価値観を逆転させた。私を惑わせてきた男性からの視線、女性からの視線。でも、私の「常識」が変わることが、自分自身を愛せるきっかけになる……8月に掲載されたエッセイのなかから、多く読まれた5本を紹介します。
あらすじ)私は10年近い女子プロレスファンだが、「女子プロレスはエロい」と言われる。たしかにルックスの良さを売りにしている選手もいるが、いつ何が起こるかわからないリングで命を燃やしている選手たちを「エロい」ものと思われるのが気に食わない。
あらすじ)自分の顔も身体も嫌いだ。だれも認めてくれなかった。ボディポジティブの時代だ、みんなそのままが美しいと言われ始め、少し気持ちは楽になったけど、それは流行ではいけない。だから、自分の美しさを探すため、カメラの前で裸になることにした。
あらすじ)中学生の頃、男友達に貧乳とからかわれた。それを好きな人に聞かれ、心に傷を負った。大学生になって初めて付き合った彼氏も、大きな胸の女性がタイプだった。もうシリコンを入れるしかないのか、と思い詰めていたとき、「ボディポジティブ」という言葉を知った。
あらすじ)私は一度もモデル体型になったことがないが、周囲にグラマーな印象を与えるらしい。自分が「胸の大きい女」と思うようになった私には、いつしか自分の身体が自分のものではないような感覚が生まれた。そして、胸元を露出する服装を好んで着るようになった。
あらすじ)昔から「女友達から、悪口を言われない服装」を選んでいた。女子のなかでは、男にこびた服装がよく悪口の標的になるからだ。ある日、学年で有名なモテる女の子のファッションについて友人たちが「うざい」「狙いすぎ」「遊んでる」と毒を吐いていると、ひとりが唐突につぶやいた。「私は、可愛いと思うな」
8月に読まれたTOP5のエッセイは、このようになりました。
さらに6位以降は次の通りです。こちらもぜひ読んでみてください!
⑥胸が小さいコンプレックスとどう生きる?私は問いかけ続けている(kanon.)
⑦胸が目当てではない人を求めた私は、「人間性」を理由に振られた(chikoto)
⑧食パン一斤を笑顔で食べて居場所を見つけた先に、美しくない私がいた(狗田へきる)
⑨予想もしていなかった新たな夢。「彼ら」を育てた島へ移住したい(つな)
⑩ 「残業せずに朝来たら」と先輩。私は始業時間ギリギリ出社を始めた(灯)
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