「今日は月が綺麗だよ」と、夜空の写真を送ってくれる彼。
知ってた?私のスマホの背景は、あなたが送ってくれた月の写真なんだよ。

自慢の一枚を見せ合っていた時、彼のカメラにはイルミネーションの写真が。
彼は笑って、「イルミなんて最近はひとりで見に行ってたわ」と言う。
どう反応しよう。
一緒に行こうよ?
連れて行って?
「じゃあ誘ってください」
精一杯の勇気を出して、私は言った。
あなたと夜を過ごしたいと、あなたと冬のイルミネーションを見たいと、寒がりのあなたの手を温めたいと。

ちゃんとした告白はしていないけど、一緒に月を眺めるパートナーになった彼と過ごすクリスマスは、お互い照れながら行ったイルミネーションデートを思い出す。
かっこよくて、賢くて、理系の彼が、私がクリスマスに贈った「ジェラピケのもこもこ靴下」を嬉しそうにしていた。

毎日「良い夢を見てね」と言ってくれるあなたは、遠くにいても隣にいなくても、寝かしつけてくれているようで。
だから今日の仕事帰りも空を見上げて、月を見つけると嬉しくなる。
好きなあなたが思い浮かぶから、小さな声で言うんだ。
「月が綺麗ですね」と。