突然ですが、私ってば、かなりめんどくさい女です。少しのことで気分が下がり、切り替えようと思っても上手いこといかずダラダラと引きずってしまいパートナーを困らせてしまうことがよくあります。よくあるなよと。わかっているなら直す努力をしなさいよという声が聞こえて来そうですが、私も全くそう思います。でもどうしても自分で自分をコントロールできなくて、自己嫌悪に陥る日々を繰り返していました。

それが最近、些細な心がけでメンタルに変化が起こり、テンションに振り回され続けるようなことがなくなってきたんです。ただし斬新なアイディアとか、画期的な発明とか、そんなものではないのであまり期待して欲しくなくて……例えるなら、誰かの日記が落ちてたからなんとなく読んじゃえぐらいの気持ちで読み進めてもらえると嬉しいです。いいですね?

洗いざらい話すのでちょっと怖い。気になる方だけ読んでください

本題に入る前に、まず手始めに私のテンションが下がるタイミングと、やがてそれがパレットの上で絵の具が混ざってしまった時のようにじわじわと濁った感情に変わるメカニズムについて、やっと頭の中で整理がついて言葉にできる気がしたのでお話させてください。洗いざらい話すことで「ひどい!」「旦那さんがかわいそう!」と思われるかもしれません。正直ちょっと怖さはありますが、これは私の日記なので。続きが気になる方だけ読んでってください。

【例】
翌日仕事がない私は、昼過ぎに東京で仕事を終えると夫が住む愛知県岡崎市の自宅へ向かう。
(今日はいつもより早く岡崎に着けるから夜は2人でNetflixを見たりしながらのんびり過ごそ〜♪)と、“心の中”で思っている。
最寄り駅まで車で迎えに来てもらい、帰宅してしばらくすると彼の友人から一通のLINEが入った。

「今日夜家行っていい?」

彼は私に聞く。
「みぃちゃんどうする?」

「別にいいよぉ〜」
と答える私の心のうちはこうだ。

(今日は2人でのんびりしたいと思ってたのにな...でも特別何がしたいっていうわけじゃないから言いづらいな...)

比較的、他人の言葉を額面通りに受け取る男性からすれば「いいっていうならいいのか」と、友人にOKの返事をしてしまうのは当然と言えます。冷静な頭で文章にするとそう思えるのですが、いざその場面に出くわすとこう思ってしまうのです。

「察して?」

理不尽なことだとわかっているけど、返事を発声する前の少しの間や“別に”のニュアンスに気づいて欲しい。2人で過ごしたいと願う乙女心をわかって欲しい。そんなモヤモヤを抱えながら彼の友人が家に着いてからも100%楽しむことができず、どこかで自分が合わせてあげたと感じてしまっている。2人になっても眠りにつくまで延々とそのモヤモヤを拭いきれずに浮かない表情を貼り付け、決まってこの言葉を引き出してしまうのです。

「なんか怒ってる?」

これ。大体がこのパターン。こんな具合いに私はいつも自分の素直な思いを伝えるという作業を怠る割に、言えなかったことへの後悔と、自分がこうしたいと思っていたことへの未練と、察して欲しいというエゴで勝手に窮屈になるのでした。

友人やパートナーの言葉をヒントに二つのことを心がけています

このままではまずい...自分のことがどんどん嫌いになるし、相手のこともダメにしてしまう...と本格的に思い悩んだ時、友達にゆっくり話を聞いてもらいながら頭の中を整理してなりたい自分を思い描き、今までパートナーに掛けてもらった言葉もヒントにしながら二つの心がけをメモに書き留めました。

①自分の気持ちに蓋をせず、正直に伝える

【例】で言うところの夫の友人が家に遊びに来たい旨を伝えられた時、素直に「今日は2人でのんびりしたい」と伝えればいい。わがままだと思われたくないと取った行動が結果的により相手を困らせてしまうなら、気持ちを押し殺して不満を募らせていくよりもその時その時素直な気持ちを伝えた方が相手にとってもずっと親切だということを理解して行動すること。

②自分の選択に責任を持つ

【例】で言うところの友人が遊びに来ることに対して「いいよ」と答えたからにはその時からもうモヤモヤすることを一切辞める。選択に責任を持って、楽しく過ごすこと。

「やった方がいいこと」「やらない方がいいこと」を知り、自分の感情をコントロール

拍子抜けするぐらいごくごく当たり前のことを言ってるなと思われるかもしれません。ただ漠然と「直したい」「直らない」「どうしたらいい」を繰り返していた私が、整理・言語化により、“やったほうがいいこと”と“やらないほうがいいこと”が具体的に頭に浮かび、感情をコントロールできるようになったし、言動に責任を持つようになりました。
あとね、最近、夏だし頑張って3キロ痩せたんです。それで気分が上がって思考がポジティブになったっていうのもあるのかも。いや、むしろそれが大きい。女心って、複雑であり単純です。

そんなこんなで結婚生活一年。まだまだ至らない点はあり過ぎるほどありますが、頭でゴチャゴチャ考えるだけじゃなく整理してそれを言葉にする。大切な約束を丁寧に守っていくイメージでこれからも積み重ねていきたいと思っている所存です。